離乳 ~その1~(生産)
本年生まれた7頭のホームブレッドは順調に育っており、
以前に当欄で触れたホルモン処置の乳母付けをした子馬は、
現在では乳母とともに、実の母子のように寄り添って過ごしています。
しかし、その母子にも別れの時、すなわち離乳の時期がきました。
離乳の目的は、母馬が次の出産に備えるためです。
このため、野生環境におかれた馬では、出産の1~2ヶ月前になると、
子馬の方から自然に哺乳しなくなり、母子が離れていくようです。
離乳
サラブレッド生産においては、過剰成長などに起因するDOD(成長期整形外科疾患)の予防として、母乳の摂取抑制を目的とした早期離乳も実施されています。
つづく