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育成馬ブログ 生産編②「その2」

離乳 その2

 

子守役の牝馬の必要性については議論の余地があるかもしれませんが、母馬を

全頭間引いた後の子馬達の落ち着いた様子を見る限りでは、少なからず効果は

あったような気がします。

 

離乳から1週間後、牧柵修理のために重機車両が放牧地内に入ってきたときの

ことです。

 

そわそわして走り周りそうな子馬達をよそに、子守役の牝馬は落ち着いて草を食んで

いました。その後方で戸惑いながらもじっとしている子馬達の様子を見ると、ある程度

の精神的な支えになっているのではないかと感じました。

 

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工事車両(左奥)に戸惑う様子を見せる子馬達(右馬群)と

落ち着いて草を食む子守役の牝馬(左)

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同じく戸惑う様子を見せる子馬達(左馬群)と落ち着いて草を食む子守役の牝馬(右)

 

 

8頭の子馬達については、現在使用している放牧地(4ha)から、その2倍の広さに

あたる8haの放牧地に移動させて、伸び伸びと育てていきます。

なお、子守役の牝馬は次の放牧地で子馬達が落ち着いた後に、群から引き離す

予定です。

 

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