育成馬ブログ 宮崎①
○ 「馬に親しむ日」の開催とサマーセール購買馬の入厩(宮崎)
宮崎育成牧場における馬事普及業務の最大のイベントともいえる
「馬に親しむ日」を8月28日に開催しました。
50%を超える降水確率のとおり、
開始前には激しい雨が降りましたが、
開場となった9時には雨も止み、開会式がスタートしました。
「馬に親しむ日」の名のとおり、
メインイベントとなる全国ポニー競馬選手権「ジョッキーベイビーズ」の
九州地区代表決定戦や草競馬のみならず、
乗馬試乗会、流鏑馬(やぶさめ)、装蹄実演、
ホースショー、ポニーショーなど盛りだくさんのイベントが行われました。
写真① 高校生によるミニチュアポニーのプリン(左)とモック(左)のショー
メインイベントであるポニー競馬は、
予選3組を勝ち上がった人馬6頭が決勝戦に進出することができます。
決勝戦では10月9日(日)に開催される
「第8回ジョッキーベイビーズ」の九州地区代表の
1枚の切符をかけた熱いレースが繰り広げられました。
結果は鹿児島県から参加の「ユキノビクトリー号」に騎乗した
上薄君(小学6年生)がスタートダッシュを決めて、
そのまま先頭を譲ることなくゴールし、九州地区代表の座に輝きました。
写真② ポニー競馬決勝では11番ユキノビクトリー号(左)に騎乗した
上薄君(小6)が優勝し、10月9日に東京競馬場で行われる
「第8回ジョッキーベイビーズ」の九州地区の代表に輝きました。
昨年に引き続き、今年もスペシャルゲストとして
名古屋競馬で活躍する木之前騎手をお招きし、
トークショー、ポニー競馬のパドック解説や
優勝騎手へのプレゼンターのみならず、
草競馬の誘導馬の騎乗までお手伝いいただきました。
ご存知のように、木之前騎手は宮崎県三股町の出身であり、
小学6年生から当場の乗馬スポーツ少年団で
乗馬をされていたという縁があり、
凱旋といった感じでお越しいただきました。
このイベントの前の週には、地元のテレビ局で
木之前騎手の名古屋競馬場での密着取材の模様が放送されており、
多くの来場者が記念撮影やサインを頼んでいました。
笑顔で対応する木之前騎手の表情はとても印象的でした。
写真③ 優勝騎手の上薄君と関係者による口取り写真(左)、
スペシャルゲストの木之前騎手から
「第7回ジョッキーベイビーズ」の招待状を受け取る優勝騎手の上薄君(右)。
終了間際に小雨に見舞われましたが、
日中は晴天に恵まれたことも手伝い、
お蔭様で約6,000名(うちお子様約2,000名)を
超えるお客様が来場されました。
このようなイベントを通じて馬と触れあうことによって、馬のみならず
競馬への興味を深めていただけるのではないかと思っております。
この場をお借りいたしまして、ご来場いただきましたお客様、
ならびにご協力いただきました関係者の皆様に感謝申し上げます。
馬に親しむ日が終わると、いよいよ育成馬の馴致がスタートします。
9月3日には日高育成牧場で生産されたJRAホームブレッド2頭のほか
サマーセールで購買した馬15頭が入厩しました。
これにより、
本年度の宮崎育成牧場繋養馬22頭(牡10頭、牝12頭)がすべて揃い、
今後は牡から順次、騎乗馴致を開始していく予定です。
次回は馴致の様子をお伝えいたします。
写真④ 最初の放牧で初めての仲間と挨拶を交わし、序列を確認する育成馬たち。