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育成馬ブログ(2020年 日高③-2)

JRA育成馬の近況 その2


今回の育成馬日誌では、現時点での坂路調教で目を引く動きをしている育成馬を紹介したいと思います。

【動画】
https://youtu.be/p31FhsAHRwI
(左)スノーボードロマン2019、(右)ジュエルメッセージ2019

スノーボードロマン2019 めす 父クリエイター 生産:JRA日高育成牧場(浦河)
JRAホームブレッド。兄2頭はいずれも2歳戦で勝ち上がり、1つ上の姉フレンドロマンも2歳9月の未勝利戦でクビ差2着と堅実で早仕上がりの血統。父がクリエイターで母系のスピードに持続力が加わった印象。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F41.3-26.0-13.4 乳酸値15.9mmol/L

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ジュエルメッセージ2019 めす 父ザファクター 生産:三石橋本牧場(三石)
父は新種牡馬ザファクター、2代母レディサファイアはロードカナロアの半姉。前進気勢が強く、坂路ではあえてウッドチップが深く負荷がかかる外側(動画では右側)を走行させることで、運動強度をコントロール。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F40.4-25.8-13.3 乳酸値15.7mmol/L

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【動画】
https://youtu.be/sugwHiPZ-Z8
(左)エポカブラヴァ2019、(右)マイネアンティーク2019

エポカブラヴァ2019 めす 父ザファクター 生産:谷川牧場(浦河)
父は新種牡馬ザファクター、半兄レッドゲルニカはバレンタインS(OPダ1400m)含め6勝を上げる。筋肉量が多くしっかりした馬体。普段は大人しいが、坂路では抑えきれないほどのスピードで駆け上がってくる。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F44.3-28.9-14.0 乳酸値15.2mmol/L

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マイネアンティーク2019 めす 父ロードカナロア 生産:今牧場(静内)
父ロードカナロア、母父サクラバクシンオー。全兄サンキューユウガは芝1200mで2勝を上げる快速馬。父系、母系いずれもスピードに優れている血統構成で、坂路での動きも上々。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F44.2-28.6-13.9 乳酸値14.9mmol/L

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【動画】
https://youtu.be/v4z2IEtolr4
レッドサーガ2019

レッドサーガ2019 牡 父プリサイスエンド 生産:大北牧場(荻伏)
父プリサイスエンド、母は芝1200mで、半兄レイデマーはダート1200mでそれぞれ勝っており、近親には熊本産の星ヨカヨカがいるスピード豊かな牝系。前進気勢が強く、他馬と併せるとヒートアップし易いため、坂路ではウッドチップが深く負荷がかかる外側(動画では右側)での単走で運動強度をコントロール。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F44.7-29.3-14.7 乳酸値13.5mmol/L

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【動画】
https://youtu.be/oglpHa4uf9Q
(左)ホクセツダンス2019、(右)ニシノツインクル2019

ホクセツダンス2019 牡 父ルーラーシップ 生産:日高大洋牧場(門別)
母はダート短距離を中心に6勝を上げてオープンまで上り詰める。母系を遡ると日本競馬の礎を築いた名牝シラオキに辿り着く。歩様に多少の緩さがあるため1月のこの時期にスピードが出るか半信半疑だったが、坂路では上がり3F40秒を楽に切ってきて、不安を完全に払拭してくれた。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F39.5-26.1-13.5 乳酸値18.6mmol/L

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ニシノツインクル2019 牡 父ストロングリターン 生産:松本牧場(三石)
母と半兄ニシノコデマリはいずれも芝1200mで2勝を上げているスピードが勝った血統。本馬は父よりも母父ヨハネスブルグが出た馬体と気性を持っており、早い時期からの活躍が期待できる。
1月19日坂路コースの上がりタイム:3F39.8-26.2-13.6 乳酸値18.1mmol/L

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これら以外にも、まだまだ期待が大きい育成馬が多数いますので、ブリーズアップセールを是非楽しみにお待ちください!