23-24育成馬ブログ(宮崎②)
〇2023~24年シーズン宮崎育成馬が揃いました!
去る9月末日、セプテンバーセールで購買した4頭が日高からの長旅の末、宮崎育成牧場に到着しました。これをもって、本年の宮崎育成馬22頭(牡11頭、牝11頭)が揃いました。今年もバラエティ豊かなラインナップとなった22頭のうち、一部を紹介いたします。
牡馬の購買価格最高馬はスカイブルーダイヤ2022で、セレクションセールにて1,980万円で購買しました。今年JRAが1歳市場で購買した74頭の中でも最高価格であり、唯一のブリックスアンドモルタル産駒になります。母父はロードカナロア、近親にジェミードレス、ネオヴァンドーム、タスカータソルテといった重賞勝ち馬がいます。
牝馬の購買価格最高馬はホームタイム2022で、セレクションセールにて1,100万円で購買しました。父はキズナ、母父はDubai Destination、従兄弟にはドバイワールドカップを2回勝ち、現在日本で種牡馬となっているサンダースノーがいる良血です。
その他、アクティブミノルの半弟であるピエナアマゾン2022(父ノーブルミッション)、ウインテンダネスの半弟であるモエレメルシー2022(父アルアイン)といった重賞勝ち馬の弟や、全姉が昨年の宮崎育成馬だったローマンクィーン2022(父シュヴァルグラン)やエアブライス2022(父バゴ)と、2年連続で弟が宮崎に来た血統もいます。
また、お馴染みの九州産馬も2頭います。その他、この1歳世代が初年度産駒となるルヴァンスレーヴ、ゴールドドリーム、フィエールマンといった新種牡馬の産駒もおり、楽しみな22頭が揃いました。
そんな育成馬たちですが、牡牝共に9月から人を乗せるための馴致を始めており、11月時点では、1,600mトラックで集団調教できるところまで進んでおります。彼らが将来、競走馬として活躍できるよう、引き続き職員一同精いっぱい育成していきたいと思います。
スカイブルーダイヤ2022
ホームタイム2022
〇秋の育成馬見学会を開催しました
育成馬が全頭入厩したことを受けて、10月28日には、本年の宮崎育成馬の初お披露目の機会となる「秋の育成馬見学会」を開催しました。
当日は、日頃からJRA育成馬や宮崎育成牧場を応援してくださっている近隣にお住いの方々、ドリームサポーターズクラブの方々だけでなく、HPなどで開催日時を調べて訪れてくださった熱心なファンや、リニューアルオープンした公園に遊びに来ていた家族連れなど100名を超えるお客様にご来場いただきました。
育成馬のお披露目にあたっては、日々の取り扱いの中で駐立の練習や、音が出るスピーカーに馴らす訓練を実施し、展示のリハーサルも行いました。その成果もあって全馬ともお行儀よく、かつ堂々とした姿を見ていただくことができました。なかなか普段見る機会がない「競走馬のたまご」をお客様に見ていただき、少しでもJRA育成馬や宮崎育成牧場に親近感を持っていただけたとしたら幸いです。
中には毎回このイベントを楽しみにしてくださっているお客様も多く、過去の育成馬と比較して今年の育成馬たちにどのような印象を持たれたのか管理者としては気になるところです。来春にはさらに成長した姿をお披露目したいと思っております。ぜひ楽しみにしていただき、足をお運びいただければと思います。
見学会の様子。多くのお客様にご来場いただきました。