分子生物研究室の太田です。
JRAでは春と秋の年2回,トレセンに在厩している全ての現役競走馬の採血を行いま
す。
必要な検査をした後,余った血液(血清)は全て競走馬総合研究所に送られ,-20℃
の冷凍庫内に一定期間保存されます。
これらの材料は,伝染病の流行状況の調査やワクチンの開発などに役立てられてい
ます。
とはいえ冷凍庫に保管できる量にも限界があるので,年に1回は庫内を整理し,古い
ものから順に廃棄します。
当然ですが,普段着で入るとものの数分しか耐えられません。
時間のかかる作業をするときは,クローゼットから季節はずれのスキーウエアを
引っ張り出し,バッチリ防寒対策をしています。