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2025年12月 4日 (木)

フランスの研究機関LABEOとの交流

分子生物研究室の坂内です。

11月26日~30日、フランスのノルマンディー州にある研究機関、LABEOフランク・ダンコム研究所から二人のゲストが来日しました。所長のGuillaume Fortier氏と、ウイルス研究室長のStéphane Pronost氏です。総研はLABEOと昨年から学術交流協定を結んでおり、現在分子生物研究室の上林職員がLABEOに研究留学に行っています。

LABEOのあるノルマンディー州は大きな馬産地で、LABEOは馬の感染症に関する研究や検査を活発に行っています。総研とLABEOとの間には長年に渡って親交があり、馬インフルエンザや馬鼻肺炎などの研究分野で協力してきました。さらにLABEOは、昨年行われた馬感染症の国際学会、12th IEIDCをホストしており、私も同学会の国際委員として運営に携わりました。なお、JRAは同学会をスポンサーとしてサポートしました。

CeremonyJRA本部で行われた記念セレモニー

今回両氏はパートナーである総研を見学して、進行中の研究プロジェクトや今後の協力体制について話し合いました。また、JRA本部ではセレモニーが開催され、伊藤理事(馬事担当)以下多くの馬事部職員、総研所員と共に協定締結1周年を祝いました。LABEOからは友好の証として両研究所の所長サインの入ったトーテムが授与されました。

Signセレモニーでは高橋所長(左)とGuillaume Fortier所長(右)によるサイン式も行われた

TotemLABEOから贈呈された所長サイン入りのトーテム

滞在の最終日となった日曜日には東京競馬場でジャパンカップを観戦、フランスの最強馬、カランダガンの勝利を目の当たりにして大興奮のお二人でした。今回の来日を経て両研究所の絆がさらに深まり、共同研究プロジェクトがさらに進んでいくことが期待されます。

Jc東京競馬場でJCを観戦するStéphane Pronost氏(左)とGuillaume Fortier氏(右)