« 馬コロナウイルス | メイン | 研究室の窓から »

2020年3月 4日 (水)

動作解析

運動科学研究室の高橋です。

先日、東京マラソンで日本記録が出ましたね。東京オリンピックに向けて、各競技団体が競技成績向上のために力を入れていると思います。複数のメダルが期待される競泳では、プールの四方八方をカメラで取り囲み、泳いだ直後に自分のフォームを確認できる施設があるそうです。施設の総工費はなんと数十億円。これまでは決勝進出さえ手が届かなかった種目でも、メダルが狙えるところまで競技成績が伸びてきているのは、そんな施設面の後押しもあるのでしょうね。

写真は、ハイスピードカメラで競走馬のランニングフォーム撮影中の風景です。

トレーニングや成長によって、走り方がどう変わるかを観察しています。競走馬の場合、自分でフォームを確認して、修正することは難しいので、ヒトのアスリートのようにコーチングができるかはわかりませんが、近年の技術の進歩で、今までは解析できなかったことも、少しずつ分かるようになってきています。撮影した中から、世間を賑わすような強い馬が出てこないか楽しみです。

Img_3871_3