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微生物研究室の内田です。
先日、日本感染症学会の学術集会が行われました。COVID-19関連のニュースで名前がよく挙がるため、ご存知の方も多いと思いますが、日本感染症学会は、人の感染症専門医を中心とした学会です。
人の感染症と馬の研究、関係ないのではと思われるかもしれませんが、人の医療で問題となっている薬剤耐性菌や、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症は馬の診療現場でも遭遇することがあります。微生物研究室でも、これらの細菌感染症の研究を行なっています。学術集会では、様々な感染症の研究報告や人の医療現場で行われている最新の治療法について知ることができ、大変刺激を受けました。
さて、今年はCOVID-19感染拡大防止のために、様々な学術集会が紙面開催、オンライン開催など、これまでとは異なる方式で行われていますが、日本感染症学会の学術集会も、現地とWebの同時開催で行われました。私たちは学術集会のライブ映像をオンライン視聴し、学術集会Web参加を初体験しました。研究所セミナー室でのオンライン視聴、直接質問ができないのは残念ですが、とても快適な環境で集中して発表を聞くことができました。
多くの変化があった2020年、学術集会のあり方も変わっていくことになりそうです。