世界獣医麻酔学会@シドニー
臨床医学研究室の太田です。
3月末にシドニーで開催された世界獣医麻酔学会に参加してきました。本学会は3年に1回開催され、世界各国の獣医麻酔科専門医が集まり、あらゆる動物種の麻酔に関する最新の情報交換が行われます。当初は2021年秋に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で2022年秋、さらに2023年春と2度延期され、4年半ぶりにようやく開催されました。
今回の発表した3演題は、総研からではなく、全てトレーニング・センターの競走馬診療所からのものでした。JRAでは、総研だけでなく臨床現場でも、多忙な診療業務と並行して積極的に研究活動が行われています。これらの研究活動を専門家の立場からサポートするのも、総研の研究職の重要な役割となっています。
シドニー市内は規制が緩和されてノーマスク、ほぼ以前と同じ規模・形式で開催され、数年前までは当たり前だったこの風景が、なんだか懐かしく感じられました。早く日本も元の状態に戻ることを願っています。