絆
震災復興のキーワードとしてすっかり定着し
2011年を表す漢字ともなった
「絆」
最近は風化しつつあるようにも感じますが
こんな帽子が出来上がったので、久しぶりに考えてみました
どうやら「絆」の語源は
「馬などの動物を繫ぎとめておく綱」
のようです
意外にも馬と関連のある言葉でびっくりしたのですが
ということは「絆」って、これ?
いやいやいや、やっぱり「絆」ってここの関係だよね
と思うわけですが、言葉の意味を深く考えてもしょうがないので
「絆」とは「断つことの出来ない人と人との結びつき」
ということで理解しました
さて、冒頭の帽子
これは、常磐支所で研修しJRAの厩務員として巣立っていった研修生たちが立案してくれたものです
正面はこんな感じでいわき色たっぷりになってます
巣立ってからも、いわきに思いを寄せてくれているのは
まさに「絆」によるものと思っています
常磐支所でのリハビリにおいて、研修生たちの存在はなくてはならないものです
私たちは
リハビリメニューを作成し
定期的な検査、治療、装蹄等をするだけです
後は研修生たちのがんばりにかかっています
朝から馬房掃除をして
準備運動をして
騎乗調教をして
ウォーキングマシーンに連れて行き
プールにも行かなくちゃ
温泉に入れて
治療が必要な馬もいるし
一日休まることがありません
そんな研修生たちの頑張りがあるからこそ
長期間のリハビリを行い、競走復帰を目指し
喜びや悲しみを共有できるんだと思います
そんな研修生たちですが
今年もめでたく2名が競馬学校に合格し
常磐支所を巣立っていくことになりました
彼らとも深い絆が結ばれることを願っています
「絆」を感じながら
今年の夏は、この帽子で暑さをしのぎ
涼しくなったら、このベストを着て仕事をしようじゃないか
☆常磐支所からのお知らせ☆
常磐支所では現役競走馬を世話しながら、JRA厩務員を目指す研修生を随時募集しています。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください