速歩
最近は桜のことなど書いていましたので
すっかりウォータートレッドミルのスピードを上げるのを忘れていました
(2月6日の記事を見てください)
ということで、遅ればせながらさらにスピードを上げてみましょう
これまでがんばって頭を上下(前後)に動かしていたのが
頭は固定されて動かなくなります
(実際のところは、体が上下に跳ねますので、
その分頭も上下に動くのですが、体と頭の関係は固定されます)
これは、常歩から速歩へと歩法が変わったためです
それでは速歩とはどんな動きをするのでしょうか?
このように対角線上に位置する2本の肢を同時に動かします
それを繰り返し動かしているのですが
対角線上の動きであるため、前後左右の重心の変化がありません
つまり、頭を動かして重心の位置を変える必要がないのです
というわけで、頭は固定されるというわけです
詳しくはこちらを → http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/keibabook/old/080720gi10.html
ところで、なぜ馬は常歩から速歩に歩法を変化させるのでしょうか?
人でも、競歩の選手はすごいスピードで歩きますが
普通の人は、歩くスピードを上げていくと、あるところで走る方が楽になるスピードがありませんか?
馬も一緒で、あるところで速歩の方が楽になるスピードがあるのです
詳しくはこちらを → http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/keibabook/old/091115tai31.html
というわけで、馬は常歩から速歩へ歩法を変化させるのです
ということは視点を変えてみると
そのすれすれのスピードで歩く常歩はとても辛いということですよね
このウォータートレッドミル
このようなレバーで、無段階で変速できます
能力の違いなどから、馬によって速歩になるスピードが異なりますので
その馬にとって、常歩をするのが一番辛いスピードに調整することができるのです
私もいつも、
「苦しめ、苦しめ~」
あっ、違う違う
「がんばれ、がんばれ~」
と心の中で叱咤激励しながら、レバー操作をしているわけです
リハビリがスムーズに行くように、トレーニング効果も期待しなくてはなりませんから
しかし中には、涼しい顔をして常歩をする馬もいます
これまでで最も印象深いのは、以前トカゲの動きをすると紹介した彼女
他の馬では、速歩になってしまうスピードでも
背中を柔らかくダイナミックに使い、平気で常歩をしていましたので
この馬の能力を感じさせられたことを思い出します
そんな彼女の競馬復帰を待ち望んでいたのですが
残念ながら叶わなかったようです
千羽鶴を作っていただいた方のブログも覗かせていただきましたが
私も過度の期待をしていたかなと、思い返しています
千羽鶴は無事に子供を産むまで大事にしていただけたらと思います
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