装蹄師のお仕事
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こんにちは!
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暑い暑い8月が始まりました。
リハビリテーションセンターの馬たちも夏休み・・・
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といきたいところですが、そうはいきません。
競走復帰を期待されている彼らは毎日トレーニングに励んでいます(汗)
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さて、今回は馬の装蹄について紹介します。
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昔から「蹄なくして馬なし」という言葉があるほど、競走馬にとって蹄は重要です。
これが蹄の裏側です
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なぜか・・
馬は人で考えると中指の爪先一本で立っている状態です。
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蹄は、硬い角質によって中指尖端の骨や腱、神経などを保護するとともに、
着地による衝撃を受け止めて力を分散する役割があります。
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馬の大きな体の中で地面からの負荷を受け止める唯一の部分なのです。
蹄に問題があると馬は走ることができません。
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馬の蹄も人の爪と同じように自然に伸びます。1か月で約1cm程度です。
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また、歩いたり走ったりすることで摩耗もします。
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蹄の伸びと摩耗のスピードが同じであれば問題はないのですが、
運動量や栄養状態等でそのバランスが悪くなることがあります。
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摩耗よりも生長が早いと蹄が伸びすぎて走りづらくなるため、削る必要があります。
生長よりも摩耗が早ければ蹄を痛めてしまうため、蹄鉄を履かせなければいけません。
伸びた蹄をやすりで削ります
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蹄の状態を見極め、馬にとって最適な削蹄・装蹄を行うのが装蹄師です。
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当センターにはJRAの装蹄師1名が常駐し、すべての療養馬を一人で担当しています。
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蹄の状態や形だけでなく、歩様や肢勢、リハビリ内容などから、
蹄鉄を装着するかどうかや削蹄の時期を判断します。
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温泉、プール、ウォータートレッドミルなど水の中でのリハビリが多く、
蹄が脆くなりやすいので特に注意が必要になります。
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競走馬の履いている蹄鉄はアルミニウム製で重さはわずか100グラム程です。
これを一肢あたり5~6本の釘で蹄に打ち付けていきます。
蹄の形に合わせて蹄鉄を調整します
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痛くないの??と思うかもしれませんが、
知覚のない蹄壁といわれる部分だけを釘が通るように打っているのです。
まさに職人技です。
痛くないところを狙って釘を打ちます
釘の先が出ているところがわかりますか?
馬も痛くないことを知っています
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人間も靴が合ないと足が痛くて歩くのが嫌になりますよね。
馬も全く同じで、肢に合った蹄鉄を履くことがとても重要なのです。
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リハビリしている馬が蹄鉄を履いているのか、それとも裸足なのか、
そんなところにも注目してみても面白いかもしれません。
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左は当センターの吉川装蹄師
右は当センター勤務経験者で装蹄師を目指す渡辺君
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