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【競馬学校】帯同馬とは?

  

帯同馬(たいどうば)Court_masterpiece_2_2日本の競馬でも東西間の出張などで、同じきゅう務員の担当する馬が同時に出張することがしばしばありますが、海外遠征の際も調教パートナーとして、また、本来さびしがりやの馬の友だちとして同行することがあります。これを一般に「帯同馬」といいます。

最近ではフランスに遠征したディープインパクトに、ピカレスクコートという馬が帯同しました。また、海外では、馬をリラックスさせるために、羊やうさぎを同じ馬房に飼っているケースもしばしばあるそうです。

今回のイギリスからの遠征馬コートマスターピースには、調教パートナーとしてペーパートーク(牡4・写真)という馬が同行しています。スタッフの話では、「この馬は、今年も平地で7月・8月に2勝をあげており、通算4勝をあげているれっきとした競走馬です。コートマスターピースが遠征する際には必ず一緒に遠征し、調教をこなしており、追い切りの時には、コートの前を走って先導する役目を果たします。」とのことでした。(ダンロップきゅう舎のホームページに、ペーパートークのプロフィールが掲載されています。)

おまけで、トリビア的に、これまで来日したり、日本馬が海外遠征した際に同行した主な帯同馬の記録をまとめてみました。

【①日本から遠征し同行した帯同馬】
帯同馬 主力馬(きゅう舎) 備考(出走した記録など)
レッドアリダー タイキブリザード(藤澤和) 96年BCクラシック他出走時1戦
ケネディロードS (G1)9着
ハッピーウッドマン エルコンドルパサー(二ノ宮) 99年フランス長期遠征時2戦
スィション賞(OP) 3着
ドラール賞(G2) 9着
ピカレスクコート ディープインパクト(池江泰郎) 06年フランス凱旋門賞出走時1戦
(池江泰寿) ダニエルウィルデンシュタイン賞(G2)2着

【②海外から遠征し来日した帯同馬】
帯同馬 主力馬(国名) 備考(主力馬の出走レース)
メラビー ロックホッパー(米国) 91年ジャパンC(7着)
ハイリリー サイレントウイットネス(香港) 05年スプリンターズS(1着)
シャンハイキング サイレントウイットネス(香港) 06年スプリンターズS(4着)
ペーパートーク コートマスターピース(英国) 06年マイルCS出走時(?着)