騎手課程第27期生 厩舎実習調教師との対面式
競馬学校の騎手課程は3年制ですが、カリキュラムは「基礎課程」と「実践課程」の2つに大別しており、厳密には「○年生」という区別はしておりません。
昨年4月に入学した27期生7名は、本年9月初旬までの「基礎課程」を終えると、「実践課程前期」として栗東・美浦の両トレセンでの厩舎実習(約1年間)に進むこととなります。9月8日(火)からが実習となるわけですが、これに先立ち、実習先の調教師・ご家族と生徒・保護者との顔合わせ行事として「対面式」を行いました。
まずは昼食会。生徒それぞれがお世話になる調教師さんに向け、ご挨拶と抱負を述べました。
「ひと鞍ひと鞍を大事に乗り、馬に合わせた騎乗を身につけたい」。「現役の競走馬に乗れる貴重な機会を生かしてどん欲に色々と吸収したい」。「向上心、愛馬心をもって人間性も磨いていきたい」。
これを受けて、預かる側の調教師さん方からも、「信頼されるジョッキーになれるよう、サポートさせていただきたい」。「親御さんの期待にも応えられるようにしたい」。「この世界は本人の頑張り以外に上がっていく方法はないので、今まで以上に努力してほしい」。といった声が聞かれました。
次は会場を走路に移しての騎乗供覧。
1年後、更に逞しくなって帰ってきてもらいたいですね。
厩舎にて、騎乗供覧終了後のひとコマです。
藤澤和雄調教師は、「今回で生徒を預かるのは5人目(過去の4人はわかりますか?)。競馬学校の生徒を預かることは、本人の教育が第一ですが、厩舎スタッフの教育にも役立つ。ぜひ厩舎の活力になってもらいたいですね」。