騎手課程第26期生がいよいよ模擬レースを迎えます!
来春の騎手免許取得を目指す騎手課程26期生6名。
実技では、より実践的な訓練を日々続けておりますが、10月を迎え、いよいよ初めての実戦となる模擬レース(第1回は一般ファンの方に非公開で行います。申し訳ありません)に騎乗します。
レースは学校走路でのダート1000m戦。
一瞬の判断が勝敗を分けるので、これまでの訓練の成果をいかんなく発揮してもらいたいものです。
生徒たちも「入学したときに先輩の模擬レースを見ていましたが、やっと僕らの番という気持ち。わくわくします」。とやる気マンマン。
模擬レースは卒業式当日(来年2月)の「卒業記念レース」までのシリーズ制で、成績によるポイントにより総合順位を決定します。
ブログをご覧の競馬ファンの皆さんが、年内に直接ご覧いただける模擬レースは、
10月15日(木)競馬学校
*3レース制で、現役騎手4名が来校し胸を借ります。トークショーや地元白井市の農作物や名産品の販売など楽しいイベントも満載。
11月14日(土)東京競馬場
*競馬開催日(昼休み)芝1800mで争います。
12月19日(土)中山競馬場
*競馬開催日(昼休み)おなじみのダート1800m戦
の3回(5レース)を予定しており、詳しくは追々告知していきます。
ぜひ現地で、生徒達の騎乗ぶりを間近でご覧いただきたいと思います。
そこで昨年の「模擬レースシリーズ」優勝者、9月27日現在でデビューから28勝をあげ25期生の勝ち頭でもある、松山弘平騎手を阪神競馬場で直撃!後輩にエールを送ってもらいました。
「今年から模擬レースが東京競馬場でもできるなんて羨ましいですね。」
「僕も今は一区切り(JRA賞の最優秀新人騎手クリア基準で、GⅠ騎乗が可能)となる30勝が大きな目標ですが、東京競馬場のGⅠで騎乗を依頼されるような、そして、これから立派な成績を残し続けて、競馬学校の模擬レースにも呼んでもらえるような騎手になりたいです」。
「ちなみにシリーズ優勝の賞品でいただいた純白の鞍は、大事に部屋に飾ってありますよ」。
「去年の模擬レースでは総合優勝しましたが、勝ったレースでも進路のとり方でかなり厳しく注意を受けました。ですからエラそうには言えませんが、気をつけて乗らないと外に膨れがちになるので、できるだけ内・内を意識したコース取りを心がけたほうが良いと思います」。
「それから、一番大事なのは、強い馬をひいたときには絶対に取りこぼさないこと。レース数が多いので、必ず勝つチャンスは巡ってきます」。
走路の内ラチには、模擬レースの時期だけ取り付けている「ゴール板」がお目見えしました。
今週末の国際GⅠ、スプリンターズステークス(10/3)に出走予定で、既に中山競馬場に移動したオーストラリアの強豪シーニックブラスト(せん・5歳、馬の顔が特徴的ですよ)が、ダニエル・モートン調教師を背に、気持ちよさそうにゴール板を通り過ぎていました。