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2009年12月

騎手課程25期生(新人騎手)へのエール 蓑田早人(専任教官)

 こんにちは。蓑田です。今年卒業した騎手課程第25期生の5名が、デビュー年の騎乗を終えたので、少し感想を述べさせていただきます。
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 私は「5人合わせて100勝以上」というのが合格ラインと思っていたので、74勝(1人平均14.8勝)という結果は正直少々不満で、もう少し頑張ってほしかったな。

 それから
3月デビュー以来、騎乗停止になるような事象が多かったのも気になる。プロフェッショナルなのだから、とにかくフェアプレーを心がけてほしい。というのが率直な感想だが、後半に入り、来年につながるような騎乗が随所に見られたので、2年目は更なる上積みが期待できると思っています。

 松山弘平騎手(栗東・池添謙雄厩舎 36勝) 
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 1勝すれば波に乗れると思っていたので、初陣の小倉で初騎乗初勝利を挙げ、最高のスタートを切れたことで、
1年間コンスタントに勝ち星を挙げることにつながったね。トップジョッキーとも再三追い比べをして勝っており、自信が結果に結びついた

 國分恭介騎手(栗東・五十嵐忠男厩舎 23勝)
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 コンスタントに勝ち星を積み重ね、年末の「中京ヤングバトルシリーズ2009」で優勝という勲章も得た。前半は京都・阪神を中心に騎乗したことも大きく、騎手デビューしてから、非常に技術が伸びていると思う。

 丸山元気騎手(美浦・根本康広厩舎 8勝)
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 デビュー後しばらくは結果が出せず、7月札幌でようやく初勝利を挙げてからエンジンがかかり、後半だけで8勝を重ねた。学校時代から、同期内でも最右翼の騎乗技術を持っていたので、いつかはとは思っていたが、期待通り巻き返してくれた。伸びシロも多いので、一層の飛躍を期待したい。

 國分優作騎手(美浦・国枝栄厩舎 4勝)
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 小野寺祐太騎手(美浦・伊藤正徳厩舎 3勝)
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 優作・小野寺ともに、今年はもう少し頑張れたのかな。二人とも所属厩舎にバリバリのオープン馬が多く、跨る機会も多いはず(注:小野寺騎手は、この秋ずっと有馬記念3着のエアシェイディを調教していた)。
 
 良い馬の背中で教えられることも多いはずだから、来年の奮起に期待したい。

 簡単に5人のデビューイヤーについてコメントしてみましたが、我々教える側は、毎年送り出した卒業生を手本にして次の生徒を教えていくため、現在、25期卒業生が抱えている技術的・精神的な問題点が、そのまま現役の生徒(26~28期生)を教えていく上での課題となっていくことになるわけで、2年目を迎え、競馬学校的には「生きた教材」となるように、勝ち星を重ねてほしいものだと思う。
 
 ファンの皆さんは、「2着までに来てくれれば」とか、「3着でも良し」とか言ってくださるのですが、あくまでも「勝ってナンボ!」の世界。勝利に向かって貪欲に取り組み、「1着になってファンを喜ばせる」騎手であることを心がけてほしいな。

 早いもので、3カ月もすると次の26期生がデビューする。学校のスタッフとしてはどうしても若い方に目が向いてしまうのだけど、ぜひ、来年も25期生の5人を温かく応援してあげてほしいですね。良いお年をお迎えください。


 今年1年、「競馬学校ブログ」をご覧いただきありがとうございました。2010年も、「学校の今」がよくわかるように内容を充実させていこうと思います。今後ともご愛読よろしくお願いいたします。
 
 

 

師走は、生徒イベントが目白押し! マラソン・クリスマス・もちつき3連発

いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。

有馬記念は、池添謙一騎手(14期生)騎乗のドリームジャーニーが春秋グランプリ制覇の偉業を成し遂げ、その余韻の残るところです。
初騎乗組では、三浦皇成騎手(24期生)は「掲示板」(マイネルキッツ・5着)を確保、一方、吉田隼人騎手(20期生)・浜中俊騎手(23期生)には辛い結果となりましたが、来年も更に飛躍して、年末にはぜひグランプリに騎乗してもらいたいものです。

さて、競馬学校は、騎手課程・厩務員課程ともにまとまった正月休みはなく、1日置きに全休・半休を繰り返します。もちろん、全休日も当番制で在厩馬の世話をしていきます。特に卒業を控えた26期生にとっては最後の頑張りどころ。実践的な騎乗訓練に加え、騎手免許試験に備え、夜遅くまで机に向かっています。

年末は、ブログではおなじみの行事が3題。写真でご紹介します。

run マラソン大会(12月15日)
1周約2kmの馬場外周を3周して競いました。
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優勝したのは、厩務員課程が遠藤航太(7月生・写真左)、騎手課程が菱田裕二(28期生)でした。おめでとうございました。
*厩務員課程7月生(21名)は12月22日に卒業いたしました。
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bell クリスマス会(12月17日)
今年も、騎手課程の1年生(28期生)が企画・出演し、会場は爆笑の渦となりました。
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sun もちつき大会(12月25日)
40kgのもち米を準備して行いました。それぞれが体重を気にしながらも、鏡餅に取っておく分以外を、生徒・スタッフで食べ尽くしました。

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【騎手課程26期生】

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【騎手課程28期生】

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【厩務員課程21年10月生】
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【厩務員課程22年1月生】
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騎手課程第26期生 模擬レース 12月19日(土)中山競馬場 の結果

更新が遅くなり、申し訳ありません。

先日(19日)に、中山競馬場で開催日模擬レースを実施しました。

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当日、菅原隆一が急病のため欠場、生徒5名によるレースとなりましたが、競馬ファンの皆さまの前で、全力の騎乗ができたと思います。

horse 第7戦を制した③川須栄彦(スウェプトスルー)
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生で、グリーンチャンネルやウインズ等でご観覧いただいた皆さま、
JRAホームページ(映像はこちらです!)でご覧いただいた皆さま、
ご声援いただきありがとうございました。

結果は、
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そして、卒業式当日(来年2月9日)に優勝者を特別表彰する、26期生「模擬レースシリーズ(仮称)」のポイントは、
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となりました。最終戦までご注目ください!

平成22年競馬学校見学会の日程が決まりました

騎手課程や厩務員課程の受験を視野に入れている方を対象として実施している、競馬学校見学会の来年の日程が決定いたしました。第一回目は、冬休み期間中の1月6日(水)に実施いたします。

全日程・お申込み方法はこちらをご覧下さい。

学校見学会の内容といたしましては、施設見学・生徒訓練見学・受験に関する質疑応答が中心となっており、競馬学校を受験する上で非常に有意義な時間となることでしょう。

受験年齢に達していない方の参加も大歓迎です。

騎手・厩務員を志す多くの方の参加をお待ちしております。

騎手課程第26期生 模擬レース 12月11日(金)中山競馬場 の結果

朝からの冷たい雨が降りしきる中、現役騎手3名を迎え、中山競馬場を借りて実施した、26期生の模擬レース・第6戦(1200m・ダート)

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結果はこちら。

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得点表はこちら。11日の第6戦
を制した川須栄彦がシリーズトップに!
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模擬レース観戦&バックヤードツアー参加希望者緊急募集!

来る12月11日(金)、中山競馬場にて騎手課程26期生が模擬レースを行います。

平日の実施ですので、通常一般のお客様はご入場出来ないのですが、競馬学校ブログを見ていただいている方を対象に、模擬レース観戦&バックヤードツアーを実施いたします。

当日は、現役騎手(小林淳一騎手、津村明秀騎手、的場勇人騎手の3名を予定)を交えての模擬レース(ダート1,200m)観戦に加え、競馬開催日には覗くことの出来ない競馬の舞台裏をご覧いただける、ディープな内容となっております。

なお募集人数は15名、募集の締め切りは直近で申し訳ございませんが、12月7日(月)とさせて頂きます。皆さまのご応募を心よりお待ちしております。

※イベント内容等は、天候、その他の都合により変更、中止する場合がございますので、あらかじめご了承願います。

【模擬レース観戦&バックヤードツアー概要】

日時 12月11日(金) 12:00(受付開始)~15:00頃終了予定

場所 JRA中山競馬場

募集人数 15名(応募者が募集人数を超えた場合は抽選とさせて頂きます)

応募方法 メールにて12月7日(月)必着でご応募下さい。

【応募メールにご記入いただく内容】

1.応募者の①氏名(ふりがな)、②電話番号

2.同伴者がいる場合は、その方の氏名(ふりがな)

〔メールの宛先〕 schoolevent@jra.go.jp(件名は「模擬レース観戦希望」でお願いします)

※応募時の個人情報につきましては、当企画以外での使用はいたしません。

※当選発表は、当選された応募者の方へのメール(12月8日中)でのご連絡をもって発表に代えさせていただきます。