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2010年1月

若き戦士との出会い(北海道日本ハムファイターズ 中村・運天両選手との交流会)

 3年目を迎えるファイターズ高卒ルーキーと騎手課程との交流会。一昨年は中田翔選手と三浦皇成騎手との初めての出会いの場でもありました。
 
 さて、今年のファイターズ高卒ルーキーは、

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(自分の名前入りの背番号ゼッケンを手にする両選手)

ドラフト1位 中村 勝投手(春日部共栄高 背番号36)「埼玉のダルビッシュ」と言われるイケメン。実力もダルビッシュ2世との評判。

ドラフト4位 運天 ジョン・クレイトン投手(浦添工 背番号55)
アメリカ人の父親と日本人の母親を持つハーフ右腕。最速150キロの速球が一番の魅力。

以上2名。

 まずは、お互いの自己紹介から、フリートーク。体重制限やトレーニング、女の子の話…など(想像もあり)、初対面ながら打ち解けるのは早いようで、若者同士でかなり盛り上がっていました。

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(紺ジャージ:運天投手、水色ジャージ:中村投手)

 次に、グラウンドに会場を移して、お互いのプロの技を披露し合いました。

 まずは、26期生が本物の馬というわけにはいきませんので、訓練用木馬のデモンストレーションを行い、ファイターズの選手が体験試乗。

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(訓練用木馬に試乗する中村選手)

 試乗後、中村選手は「もっとうまくできると思ったけど…。難しい」、運天選手は「お尻を上げるのを維持するのに筋力がいるし、体幹が鍛えられそう。」と報道陣に感想を話しているところに、日米121勝をあげた名投手で、競馬ファンでもおられる吉井理人2軍投手コーチが飛び入りし、「モンキー乗りをぜひ一回やってみたかった」とのことで体験試乗。

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(憧れのモンキー乗りに挑んだ吉井理人2軍投手コーチ)

 「やっぱり競馬の騎手ってすごいな。全身運動だから野球選手のトレーニング機器にもなるね。ウチにも1台導入するかな」。と吉井コーチ。写真のとおり、巨体を見事に折り曲げながら、すばらしい騎乗ぶりでした吉井コーチの公式ブログにも当日の模様が書かれています。参加していただきありがとうございました)。

 そして、ファイターズ両選手からは、キャッチボールのお返し。26期生には中学時代、野球部だった生徒が2名おり、いずれも「身体が小さいので野球選手はあきらめ」騎手になる道に進んだということで、相当嬉しかったようですね。同世代とはいえ、憧れのプロ野球選手とのキャッチボールには力が入りました。

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両選手も変化球を交えながら、球団関係者の方の「身体が冷えるのでそろそろ…」という声にも「大丈夫です」と応えつつ、6人全員に丁寧に投げてもらいました。感謝。

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 最後は、お互いの活躍を誓って交流会は終了。再会は鎌ヶ谷ではなく北の大地でね! 

 2月9日(火)競馬学校で行う卒業式に、抽選で30名様をご招待いたします。詳しくは、JRAニュースをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております(ブログをご覧の方は、応募の際にブログの感想をぜひお書きください)。 http://jra.jp/news/201001/012301.html

 

「競馬学校チャンピオンシップ2010」(模擬レースシリーズ)佳境へ!

 騎手課程第26期生は競馬学校でのカリキュラムはあと約20日。いよいよ騎手免許試験・卒業に向けラストスパートを迎えています。

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 騎手課程第26期生が全10戦シリーズで争う「競馬学校チャンピオンシップ2010」(この名前が正式タイトルになりました。よろしくお願いいたします)。

 10月の第1戦から始まり、いよいよ佳境を迎えています。

 1月21日(木)競馬学校で、第8・9戦の2レースを実施しました。

(*菅原隆一は出走せず、5頭立てで実施しました)

【第8戦】1000m(ダート・左回り)

先手を取った①西村(スズオリーブ)がそのまま逃げ切りました。

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【第9戦】1700m(ダート・右回り)

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好位の内を追走した①水口(スウェプトスルー)が直線力強く抜け出し、シリーズ初勝利。

(右回りなので、ゴールは200のハロン棒です)

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初勝利!水口の満面の笑み!!おめでとう。

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そして、今回の結果、「競馬学校チャンピオンシップ2010」のポイント順位は、

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となりました。チャンピオンの行方は川須栄彦と西村太一の2人に絞られましたが、川須も着実にポイントを重ねており、西村とのポイント差は「9」。かなり有利といえますね。 

 シリーズチャンピオンが逆転するケースは、2月9日最終戦「卒業記念模擬レース」で、西村1着(10ポイント)⇒川須6着(ポイントなし)の場合のみ。

 もちろん、教える我々としては、勢いに乗って最後も勝って連勝で締めくくりたい水口も、府中の芝で勝利の雄叫びを挙げた高倉も、唯一シリーズ未勝利の平野も、模擬レースを3戦欠場した菅原も、みんな頑張れの心境ではあります。最終戦も白熱したレースとなるよう、期待しています。

 さて、ここでお知らせを。26期生の卒業式、そして「競馬学校チャンピオンシップ」シリーズチャンピオン誕生の瞬間を、皆さんの目で確かめてみませんか?

 2月9日(火)競馬学校で行う卒業式に、抽選で30名様をご招待いたします。詳しくは、JRAニュースをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております(ブログをご覧の方は、応募の際にブログの感想をぜひお書きください)。  http://jra.jp/news/201001/012301.html

地方競馬教養センター第89期騎手候補生との馬術対抗戦

新年初めての更新です。
かなりサボり申し訳ありませんでしたが、卒業を控えた騎手課程第26期生を中心に、今年も競馬学校の今をお伝えしていきます。

 19~20日にかけて、地方競馬教養センター(栃木県)の第89期騎手候補生8名が来校し、本校の騎手課程28期生と馬術の対抗戦を行いました。
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 ここ2年連続で競馬学校チームは一敗地にまみれ、「今年こそは」の強い気持ちは特にスタッフ側にあったのですが、8名の1対1での勝負を、3勝1敗4分けの結果で何とかものにし、連敗に終止符を打ちました。28期生は、昨年末馬事公苑で行われた「JJH Competition」でも団体優勝。9ヶ月にわたる訓練の成果が良く出ています。

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彼らの夢の行き先はみんな同じ。
ぜひ2010年に大きく飛躍してもらいたいものです。

今年も競馬学校、そしてブログをよろしくお願いいたします。