騎手課程第26期生 卒業式
騎手課程第26期生6名は、おかげさまで2月9日に卒業式を執り行い、競馬学校を巣立ちました。そして、翌10日、全員無事騎手免許試験に合格しました。
今日は、卒業式の1日の模様を卒業生6名ひとりひとりを紹介しながら、写真でお伝えしてまいります。
はじめは、式典に先立ち、「卒業記念模擬レース」。「競馬学校チャンピオンシップ2010」の最終戦(第10戦)として、1700mで争いました。
勝ったのは、高倉稜。シリーズ優勝こそなりませんでしたが、このレースでは水口優也との叩き合いを制して、「アイルランド大使特別賞」受賞に花を添える勝ち星となりました。
そして卒業式。
卒業証書を授与される菅原隆一。翌日のスポーツ紙の1面に「鯉太郎ジョッキーに!」の文字が踊りびっくりしました。
決して子役をやっていたことがプラスになって入学したわけではありませんが、よほど「釣りバカ日誌」は人気があるんだなぁ。とスタッフ一同妙に感心した次第です。
なお、今回の6名を加え、昭和60年に1期生が卒業して以来、競馬学校騎手課程の卒業生合計は226名となりました。
模範賞を受賞した西村太一。
入学した当初は、無口でシャイな少年に見え少し心配しましたが、取り越し苦労。蓋を開けてみると常に期のトップクラスの成績で心技体ともに充実した3年間を送りました。
プロの世界に舞台を移し、同期をリードできる存在になれるか注目です。
「競馬学校チャンピオンシップ2010」総合優勝を果たした川須栄彦、副賞は王冠が刻まれた「競走鞍」。ガッツあふれる騎乗スタイルで沸かせてくれよ!
参列者に挨拶する水口優也。スピーチは「人として成長していく姿をお見せできるよう努力していきますので、応援よろしくお願いします」。
式が終わり、6人での記念撮影。卒業生の保護者の方が作った応援幕を手に飛躍を誓いました。
今年の記念植樹は「クリ」。
「桃・栗三年…」に因んで?早いに越したことはありませんが、3年で結果が出てくれば万々歳ですね!
謝恩会。
蓑田専任教官の最後の授業は、卒業記念模擬レースの映像を使っての反省会。卒業生たちも真剣そのもので画面に食い入っていました。
この後、蓑田先生から教官特別賞の表彰をうける平野優。卒業した時にはもう成人していました。少し遠回りしたけど、長い人生の中では、ほんの瞬き程度のことだよ。
祝宴も終わり、学校を後にする直前の卒業生。緊張感から開放され、笑顔満開でした。苦しい思い出が多いでしょうが、時々学校でのことも思い出してね!
ブログをご覧の皆さまには、きっと卒業までの間、見えたり、見えなかったりするエネルギーを存分にいただき、彼らの背中を後押ししていただいたことでしょう。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
早ければ3月6日(土)中山・中京・阪神のいずれかの競馬場でプロデビューとなります。新人騎手となる26期卒業生に、今後とも温かいご声援をお願いいたします。