第5回模擬レースヘルメットカメラ映像の公開
みなさんこんにちは、競馬学校です。
今回は、1ヶ月前に中山競馬場で行われた騎手課程29期生の模擬レースのヘルメット映像です。
前回同様パトロールフィルムもご覧になれるように両方アップいたしました。
今回は、レース中に騎手課程生徒にラフプレーがありましたので、その映像をお伝えします。
ラフプレーの場面は、まずパトロールフィルムをご覧ください。
3コーナーから4コーナーに入ったところで、映像に矢印で示しているところが対象の場面です(0:53過ぎあたり)。
YouTube: 第5回模擬レース(@中山競馬場)パトロールフィルム【正面】.mp4
馬番2番(黒帽・生徒騎乗)の馬が外側に斜行したため、外側の4番(青帽・生徒騎乗)と6番(緑帽・北村宏司騎手騎乗)の馬の進路に影響を与えることになりました。
これを、馬番4番(青帽)のヘルメットカメラを確認すると、急に2番(黒帽)が右の死角から出てきます(1:10あたり)。
YouTube: 第5回模擬レースヘルメットカメラ(@中山競馬場)【岩﨑 翼】.mp4
また2番(黒帽)のヘルメットカメラを確認すると、先頭の馬の外側が大きく空いていため、後方の馬のことを考えずに外側に斜行してしまったものと思われる映像がご覧いただけます(1:10あたり)。
YouTube: 第5回模擬レースヘルメットカメラ(@中山競馬場)【伴 啓太】.mp4
このように騎手は周囲の馬のスピードや一、自分が騎乗している馬のスピード等を認識しなければなりません。
今回は、このように少し強引に外側に進路をとったことが指摘されました。
レース後、検量室における模擬レースの講評にて、先輩騎手やJRAの裁決委員からも大きな苦言がなされました。
2番の生徒は反省しきりでしたが、大きな経験になったと思いますし、プロの騎手になるには色々な経験も必要です。
この反省をいかして、これから頑張ってもらいたいですね。
では、最後に模擬レースの模様をご覧ください。