騎手課程30期生卒業式
みなさん、こんにちは
競馬学校ブログ担当のキングです
今日は競馬学校で騎手課程第30期生の卒業式が執り行われました。
式典に先立って、模擬レース全9戦の成績をポイント化し、合計獲得ポイントで争う「競馬学校チャンピオンシップ2014」のシリーズ最終戦(ダート:1700m)が行われました。
レースは、義英真君と石川裕紀人君が最後の直線残り150mくらいから抜け出し、最後は義君が石川君に1馬身差をつけて制しました。
なお、義君は最終戦でシリーズ初勝利を挙げ、有終の美を飾りました
今年は前走までで小崎綾也君が36ポイントを獲得しており、総合優勝者が決定した状態ではありましたが、今日のレースは最後まで手に汗握る接戦を演じ、来賓の方や一般招待のファンの方に魅せてくれました。
その後行われた卒業式には、今年もアイルランド大使をはじめ、地元の白井市長や騎手クラブ会長の武豊騎手、生徒が所属予定の調教師の方々など、多くの来賓にご出席いただきました。
式典の中で来賓の中村均調教師より祝辞を賜り
駅伝の襷にこめられた想いを例として挙げられ、競馬の騎手たちも「手綱」に生産者や厩舎スタッフ、さらにはオーナーや馬券を購入されているファンの方など多くの人の気持ちがたくさん詰まっていることを忘れてはならないということお話されました。
また、騎手クラブを代表して先輩騎手の武豊騎手から祝辞を賜り、その中で「今日の気持ちを常に忘れずに取り組んでください。デビューして27年経ったいまでもその気持ちは忘れないようにしています。」と、騎手としての心構えを教えていただきました。
そして、卒業生答辞では6名それぞれが自分の言葉で、学校の教官や所属先の調教師、家族など様々な人への感謝の言葉を述べました。時には感極まってしまう生徒もいましたが、それでも最後までしっかりと挨拶を行いました。
30期生は、2011年の4月に入学しました。ちょうど3月に起きた東日本大震災直後ということもあり入学当初は余震や計画停電などで、慣れない場所で落ち着かない環境のもと競馬学校での生活が始まりました。
被災地の復興は3年経って緒についたばかりですが、30期生たちは3年間で立派に成長し無事に卒業を迎えることが出来ました。
そして明後日(6日)には、1月下旬に受験した騎手免許試験の結果が発表されます。
無事に合格していれば、晴れてJRAの騎手の一員となり早ければ3月1日(土)に中山・阪神・小倉のいずれかの競馬場でデビューを迎えます。
30期生のみなさん、ご卒業おめでとうございます
1日でも早く、嬉しい知らせを届けてくれることを競馬学校職員一同楽しみにしています
皆さんも30期生へのご声援を宜しくお願いいたします。
※式典終了後、共同記者会見開始前の1コマ※
写真右から
石川 祐紀人(いしかわ ゆきと)美浦・相沢 郁厩舎所属予定・・・皆勤賞 受賞
井上 敏樹 (いのうえ としき)美浦・本間 忍厩舎所属予定・・・皆勤賞 受賞
小崎 綾也 (こざき りょうや)栗東・村山 明厩舎所属予定・・・精励賞、努力賞 受賞 ※競馬学校チャンピオンシップ2014総合優勝
木幡 初也 (こわた はつや)美浦・鹿戸 雄一厩舎所属予定・・・アイルランド大使特別賞受賞
松若 風馬(まつわか ふうま)栗東・音無 秀孝厩舎所属予定・・・模範賞、精励賞 受賞
義 英真 (よし えいしん)栗東・崎山 博樹厩舎所属予定・・・皆勤賞、努力賞 受賞