【競馬学校】学校だより(厩務員課程1月生 卒業やら)

 入梅してはいますが、初夏の風が何とも爽やかな17日、競馬学校厩務員課程1月生(22名)が半年間のカリキュラムを終え、卒業しました。

 卒業式に先立って騎乗供覧。
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 供覧は単走~3頭併せですが、
1頭が折り合いを欠くと、併走馬も影響を受けるので、馬としっかり呼吸を合わせます。
 見守るのは4月生や教官たち。また、多数の保護者や家族の方にもご参列いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。


 そして式典。
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 卒業証書を手にして、ようやくホースマンとしてのスタートラインです。まだまだ平坦な道ではないでしょうが、競馬学校卒業生としての自覚を持って、日本の競馬を牽引するような存在になってください。おめでとうございました。


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 関東UHF局「中央競馬ワイド中継」宮嶋千佳子キャスターとツーショットなのは蓑田専任教官。
 三浦皇成騎手(24期生)が、番組
(6月8日放送)の「月間MVP(5月)」を受賞。手塩にかけた三浦騎手の学校時代について取材をうけたひとコマです。それはさておき?後に貼ってあるのは、今年の騎手課程生徒募集ポスターではないのか?でも蓑田さんで見えないっす。詳しくはこちらまで!

【競馬学校】ビバ!バイキング!? 「馬の王子様」の告知もありますよ! 

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なにやらご馳走がたくさん並んでいますね。どこの立食パーティーでしょうか?

実は、これは騎手課程生徒の寄宿舎「公正寮」での生徒の夕食のひとコマでして、学科「スポーツ栄養学」の授業の一環として実施している「バイキング」です。

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「バイキング」といえば「食べ放題」が連想されます(100%)が、日頃食事制限のうっ憤を晴らすべく、目いっぱい食べてもらおうというものでは決してございません。

並べられたおかずの中から生徒たちが一食の目安である「700~750キロカロリー」を目処に盛り付けていくという、競馬学校独特の授業です。

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例えばチキンソテーひとつにしても「皮あり」・「皮なし」の2種類を選択できますよ。う~んおいしいのはやっぱりこっちかな?

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左は管理栄養士の方が盛り付けた見本。バランスが良いですね。そして右は26期生が盛り付けたもの。チキンも皮なしを選択。なかなかの及第点です。

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生徒全員が盛り付けた「作品」は、管理栄養士さんが写真を撮影しカロリーを分析。後日教室での授業で、栄養指導を行いました。

 この「スポーツ栄養学」の授業は、トレセン実習に向かう2年目の9月までと、帰校後の3年目9月から卒業までの間に行っています。

 本校管理栄養士の加藤千穂さん(エームサービス)によると「今回は、入学して間もない27期生には、食欲に負けてせっかく得た知識をうまく使えない生徒が見受けられ、200~300キロカロリー超過の子がいるという残念な面もありました。それに対し、2年目を迎えた26期生は昨年と比べて食べ物への知識が変わっています。目で見ただけでどのくらいの栄養価があるのかよく理解していますね。トレセン実習を間近に控え、意識が上向いている証拠ですね。

 生徒も「カロリーを意識すれば量が減るが、体に合ったものを食べることが大事。でもどちらかを選べと言われれば、量をとりたいです。」と食べ盛りの年頃らしい本音がこぼれました。

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とはいうものの、生徒たちにとって、一日の最大の楽しみはやはり食事。当番班長から「いただきます」の号令がかかると、一斉に舌鼓を打っていました。 

今回の取材は、メタボな私のお腹にもよく言い聞かせて、少し気(だけ?)が引き締まった思いです。

さて、ここでお知らせを。フジテレビ系で好評放映中の「馬の王子様」(関東地区は木曜日・各地区で放送時間が違います)。12日放送分から3回シリーズで、競馬学校篇となります。5分間のミニ番組ですが、競馬学校の最新の模様をぜひご覧ください。

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これは、撮影の際のひとコマ。おいおい、勝手に転職しちゃダメだぞ!

【競馬学校】安田記念出走香港馬 誌上パドック

 安田記念出走予定の香港馬3頭の国際厩舎での写真です(いずれも競馬学校診療所撮影)。

horse アルマダ(ARMADA 好利威 せん・7歳 NZ産馬)
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 競馬学校では、31日(土)と東京競馬場へ移動予定の3日(火)の2回強めの調教を行う予定です。「現在の順調さをキープできれば、安田記念には良い状態で臨めるはずです。」とリク  ユウ  リン攻馬手。

horse グッドババ(GOOD BA BA 好爸爸 せん・6歳 アメリカ産
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 「香港で芝コースで2度速いところをやってから来ている」(シン ユウ ホイ攻馬手)とのこと。ほぼ仕上がった状態での来日のようです。「昨年の秋から本格化したようだ 。」(ホイさん)という言葉の通り、香港G1を2勝した今シーズンの走りを見せてほしいものです。

 
horse ブリッシュラック(BULLISH LUCK 牛精福星 せん・9歳 アメリカ産)
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 週末の雨予報に、「馬が若い頃は乾いた馬場の方が良かったが、今シーズンは雨の日のレースで1着となるなど水を含んだ馬場への適性も示しており、香港と似た感じの日本の芝ならば、やや重ぐらいは十分こなせるはず。」とワイ キット モウ攻馬手。
 3頭は明日(3日)東京競馬場へ移動する予定です。



 

【競馬学校】安田記念 ~ 香港からの刺客たち

 ダービーも終わりましたが、「ダービーからダービーへ」の言葉どおり、間もなく2009年のクラシックを目指しての2歳新馬戦がはじまることになります。
 若駒のデビューに胸躍る「夏競馬」も待ち遠しいところですが、「春競馬」もまだまだ終わりませんよ。
 今週はベストマイラー決定戦の安田記念。今年も香港から3頭が来日し、輸入検疫を行う競馬学校で調整が進められています。(写真はいずれも 5/30 撮影)

 
horse アルマダ(せん・7 ARMADA 漢字表記:好利威 意味は「無敵艦隊」?)
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 06/07年の香港ベストマイラー。デビュー以来ここまではすべて香港で走っており、マイル戦は7戦4勝、2着3回とパーフェクト連対です。1年間の長期休養明け3走目の前走、チャンピオンズマイル(4/27)はグッドババの2着でした。

 
horse ブリッシュラック(せん・9 BULLISH LUCK 漢字表記:牛精福星 意味は直訳すると「オス牛のような幸運?」)
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 06年の安田記念の覇者。05年(4着)と合わせて、これが3度目の出走となります。JRA史上過去に中2年以上で同一GⅠを勝った馬はいませんが、高齢馬の活躍が目立つ日本で、香港の古豪が再び地力を見せるでしょうか? 

horse グッドババ(せん・6 GOOD BA BA 漢字表記:好爸爸 意味は中国語で「いいお父さん」)

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 昨年の安田記念に出走(7着)後、昨年の秋に本格化。10月の復帰戦で2着の後、G12勝(昨年12月の香港マイル・4/27チャンピオンズマイル)を含む5連勝の快進撃。「アジア・マイル・チャレンジ」優勝と併せて期待がかかります。
 
 順調なら火曜日まで滞在しますので、次回は関係者のリポートをお送りする予定です。

 最後に、シンガポール帰りで28日まで滞在した
horse コスモバルク。
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 3年連続で来校したパートナーの榎並厩務員によると、「茨城県の鉾田ビッグレッドファームに移動し、宝塚記念(6/29)を目標に調整します。来年もこの時期にはバルクとお邪魔します!」わかりました。またのお越しをお待ちしております。

【競馬学校】J26 ホースショー奮闘記

池崎騎手の初勝利のグッドニュースで話題が前後しましたが、5月3~5日の馬事公苑ホースショーから、参加した競馬学校騎手課程26期生の奮闘ぶりをお伝えします。

今年の5月は天気が安定しませんが、ホースショー開催期間中は雨まじりの決して良くないコンディションでした。ご来場いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

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26期生は4日に「競馬学校コーナー」に参加。併せて、「チーム対抗競技」(オープン参加)とポニー競馬に出場しました。

「チーム対抗競技」
1チーム3名(出場:川須栄彦・高倉稜・西村太一)により、複雑な経路障害を3名で自由に選択・分担し飛越する競技。

3人は、基本乗馬の訓練で鍛えた技術を遺憾なく披露し、観衆の喝采を浴びていました。

「ポニー競馬」
 26期生にとっては、これが初めての「実戦」。レース前はみんな勝つ気満々でした。レースは特設の芝走路でポニーを操りましたが、雨で滑りやすい馬場と小回りコースに戸惑ったか出走5頭のうち、平順太朗と西村が落馬してしまいました。

優勝はグッピー号の手綱をとった高倉。場内インタビューに答えていました。

競馬学校コーナーでは長谷川雄啓さんの司会によるトークショーや、訓練用木馬の試乗のお手伝い等、大活躍の一日。

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「自分たちの動きに合わせてお客様の動きがあるのがわかり、少し震えがきました。今までは周りの目を意識することが少なかったですが、騎手になったらこんなものでは済まないでしょうから、良い経験になりました。」とある生徒。

春の「競馬学校コーナー」キャラバン。最後は東京競馬場馬場内フワフワ広場で17・18の両日。18日は京王線が国領駅付近の不発弾処理のため新宿からの直通電車が走りませんが、競馬学校に興味のある皆さん、ご家族連れで遊びに来てくださいね。

(騎手課程26期生の登場は18日です。)

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【競馬学校】祝 初勝利 J23池崎祐介騎手!この日を待ってたゾ!!

 11日の新潟競馬1Rで、23期生池崎祐介騎手がフジマサルビー(美浦・奥平きゅう舎)を1着に導き、念願のJRA初勝利を達成しました。
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 この場を借りて競馬学校スタッフ一同から「おめでとう」と声を大にして言わせていただきます。

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 池崎騎手は、「最高の気分です。勝てるチャンスがあると思って、少しあせってしまい、先頭に立つのが早くなってしまいましたが、最後は馬が良く頑張ってくれました。上手く乗れずに素直には喜べませんが、勝つことができてホッとしています。同期や後輩に遅れをとっているので、追いついていけるよう頑張りたいと思います。」と冷静に勝利の感想を語っていました。

 初勝利まで、デビューの日から数えて1年2ヶ月と10日。本人にとってはとてつもなく長い道のりだったと思います。競馬学校騎手課程卒業生の中には、初勝利までにデビューから2年2ヶ月を要したり、結局1勝を挙げられなかったという騎手もいます。あの田中勝春騎手でも、実は初勝利までは7ヶ月と18日かかっています。

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 池崎、ここからがスタートだよ!プラカードを持ってくれた同期の北斗とはまだわずか10勝差だ!今後のさらなる活躍に期待しましょう。(このブログが書ける日が来て本当によかったです。)

【競馬学校】学校だより(マツリダ帰国、J26近況、ホースショー)

 春も盛りで、まさに競馬学校の季節(?)。今回も話題満載でお送りします。

 
horse マツリダゴッホ・マイネルシーガル香港より帰国~競馬学校へ
 香港遠征から帰国した、マツリダゴッホ(牡5/クイーンエリザベスⅡ世C〔国際G1〕6着〕とマイネルシーガル(牡4/チャンピオンズマイル〔国際G1〕10着)の2頭(いずれも美浦・国枝栄きゅう舎)が本日検疫のため、競馬学校国際きゅう舎に到着しました。
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(写真:マツリダゴッホ 〔5.2 競馬学校国際きゅう舎にて JRA撮影)藤井寿雄 調教  きゅう務員によると、「今回は遠征の難しさを痛感し、残念な結果でしたが、何のトラブルもなく順調に帰国することができました。
 マツリダゴッホは、春の出走予定がない(次走は8月の札幌記念あたりとの報道もあります)と聞いているので、少し減った馬体重を戻すことを中心に考え調整していきたい。」 とのことでした。サンデーサイレンス最後の産駒世代の活躍頭。秋にまた大仕事をすべく、リフレッシュしてほしいですね。

 
bullettrain 入学2年目を迎えた騎手課程26期生が、初の関西での見学研修
 
栗東トレーニング・センター、京都競馬場を訪れました。写真でその模様をどうぞ。

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(栗東トレセン)シンザンを育てた名伯楽、武田文吾像の前で。

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(京都)スターターが発走地点を説明。
こうやって見ると、この時期の芝は緑が鮮やかですね。

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将来の強力なライバル?地方出身の先輩騎手 小牧 太(左)
岩田康誠(右)の両騎手と。

notes 関西で見聞を広めた26期生が、馬事公苑ホースショーに登場!
競馬学校は5月3日~5日のホースショー期間、学校紹介コーナーを特設しますが、中でもみどころは4日(みどりの日)の騎手課程26期生登場です。当日は、
 rock チーム対抗馬術競技への出場(11:30~)
 scissors 練習用木馬への騎乗デモンストレーション(13:30~)
   *競馬キャスター長谷川雄啓さんによる、生徒インタビューもあります!(14:30頃)
 paper ポニー競馬への騎乗(16:30~)
   *ご近所の方は、天皇賞のレースをテレビで見てからでもご覧いただけます。   

 3日の天気予報が少々心配です(イベント内容については、天候等により変更・中止となる場合があります)が、騎手になりたい方、ジョッキーという職業に興味のある方は、ぜひ一家揃って競馬学校紹介コーナーへお越しください。ホースショーもイベント満載!馬事公苑へのご来苑を心よりお待ちしております。

 
 

【競馬学校】J25 ブリーズアップセール上場馬に騎乗

 26日(月)中山競馬場のブリーズアップセール(JRA育成馬のトレーニングセール)に上場する馬の騎乗供覧に、騎手課程25期生(6名)が騎乗しました(一部の上場馬)。
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 生徒一人当たりの騎乗馬は5頭。
 まだ競走馬というには少し幼いところのある若駒だけに、生徒たちの表情も少し堅いところがありましたが、「今は1頭でも多く乗って少しでもうまくなりたい。」という今の生徒たちの気持ちに合った、絶好の騎乗機会となりました。

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(写真)左:國分優作(赤) 右:小野寺祐太(水色)

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(写真)平野 優(青)

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(写真)國分恭介(黒)

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(写真)松山弘平(黄)

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(写真)丸山元気(緑)

 騎乗を終えた直後は、「指示されたタイムより速くなってしまった馬がいて、まだ未熟さを感じました。」「自分が乗った馬はうまく売れて欲しいです。」という感想でしたが、「トレセンに戻れば、新馬の調教も付けるわけですから、大変参考になりました。」と語る言葉には、「プロフェッショナル」の自覚が芽生え始めていました。

 トレセンでの実習もあと4ヶ月半。現役の競走馬に数多く跨ることで、しっかり騎手になるための技術を学び取ってもらいたいものです。

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 また、上場馬の騎乗には、先輩の騎手課程24期生(卒業生・美浦所属)の伊藤工真(写真左)、三浦皇成(同左から2人目)の両騎手が参加。見事な手綱さばきを見せてくれました。 

【競馬学校】またまたJ24期生のお話

 土曜日の教官室はテレビの競馬中継に鈴なり。教官たちのお目当ては、24期生三浦皇成騎手が重賞騎乗する福島牝馬Sと、東京メーン11RのメトロポリタンS(オープン)に騎乗する伊藤工真騎手。

 先に三浦騎手が残念な結果(ダンスオールナイト・10着)に終わったので、俄然伊藤騎手に期待が集まりました。

 その伊藤騎手はメーン初騎乗。奇しくも三浦騎手が所属する河野通文厩舎の所属馬 ビエンナーレでしたが、軽量49キロを生かしてどんな手綱さばきを見せるかに注目しました。

 東京は開幕週ということもあってか、前々から1番枠をフルに生かしてインぴったりを回るレース運び。直線もなかなかしぶとい競馬ぶりでしたが、さすがに菊花賞2着のアルナスラインには後塵を拝しましたが、見どころいっぱいの3着。複勝は1010円、3連単でも穴党の皆さん?を喜ばせる結果に、教官も皆ニンマリ(もちろん馬券は買えませんが)。常に人気以上の着順に持ってきている伊藤騎手。初勝利もきっと間近のような気がします。

 そして帰り道、編集子のラジオの愛聴番組のひとつ、

TOKYO-FM 「SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTI」

を聞いておりましたところ、元騎手の谷中公一調教助手が出演。「スポーツ期待の若手」ということで三浦騎手の話題をお話されていました。聞き逃した方のために、谷中さんの話を、番組のHPよりそのまま拝借させていただきます。(TFMの番組HPにも、この「競馬学校ブログ」へのリンクがございます。感謝、感謝です。)

 『新人騎手の三浦皇成はデビュー前から評判が良かった。競馬学校時代で成績が優秀だっただけではなく、美浦トレーニングセンターでも「調教センスが抜群」「乗り方や馬の当たりが柔らかい」と言われていた。
 競馬学校で教えてくれるのは馬に乗る時の姿勢だけ。だから新人たちは姿勢は格好良い。ところがイザ馬が走り出すと、ちゃんと制御できないことが多い。ところが三浦クンはそれが最初から出来ていた。
 そして3月にデビューして約1ヶ月で9勝。このペースはあの武豊よりも上かもしれない。普通、騎手はデビューして1年は「馬まかせ」なんだけど、三浦騎手は「追い込み」という得意な戦法がすでにある。とにかく新人離れしている。
 ジョッキーは馬主、調教師、厩務員、助手、様々な人とのしがらみの中で生きている。三浦クンの場合、師匠の河野調教師が人情味溢れる素晴らしい先生なので、そこで学べることは多いはず。しかも本人は怒られても明るく「スミマセン!」と言える可愛げのある性格だし、勉強熱心でもある。スターの素質は十分ある。
 まだ18歳だけど、1ヶ月で400~500万を稼いだ計算になる。馬券的にも狙い目なので、覚えておいて損はない。』

 次は、28日(月)中山競馬場でのブリーズアップセールに、新人騎手のJ24期生と、騎手課程最上級生のJ25期生が上場馬の供覧に騎乗予定ですので、その模様をリポートする予定です。

 

【競馬学校】馬が取り持つ縁。鎌ヶ谷「とっこめ寄席」

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4月26日(土)競馬学校のある白井市に隣接する、鎌ヶ谷市東部学習センターで、鎌ヶ谷「とっこめ寄席」が行われました。

 鎌ヶ谷を含む周辺地域は、江戸時代「小金牧」と呼ばれる牧場でした。これは、徳川家康が慶長年間(1596~1615年)に設置し、8代将軍吉宗が享保の改革の一環として整備したもので、明治維新で廃止されるまで多くの馬が鎌ヶ谷の地を駆けていました。そして、長年の歳月を経て、この遺構「下総小金中野牧跡(しもうさこがねなかのまきあと)」は、昨年国の史跡に指定されました。
 「とっこめ」とは、牧において馬を追い込んで集め、馬の等級を選別したところのことで、史跡に指定されて1周年を記念し、地元のNPO法人KAO(カオ)の会と市の教育委員会が共催で、この寄席を行うことになりました。
 出演されたのは、この「小金牧」や「小金原」として知られていたこの地から、初代が「金原に馬生る」という洒落で名前を付けたとされる、金原亭馬生師匠(11代)一門。約200名のお客さまは終始笑いの渦でした。
 競馬学校の校歌に「昔も牧と呼ばれしの」
と唄われているは「印西牧」ですが、近隣の馬に縁の史跡が取り持ったイベント。私どもも今回その趣旨に賛同し、後援団体として名を連ねさせていただきました。今後もぜひ続けていただきたいと思います。