【競馬学校】三浦皇成騎手(J24期生) 初の「武豊超え」!

 今春デビューしたhorse三浦皇成騎手(騎手課程24期生)が、4月20日(日)の福島競馬で全12レース騎乗しました。

 これは、新人騎手のデビュー年としては初の記録で、あの武豊騎手(3期生)ですら、初めて1日全レース騎乗したのは、デビュー3年目の1989年3月5日の阪神競馬でのことですから、ある意味驚異的なスピードといえます。

 当の三浦騎手に電話で話を聞いたところ、

「周囲のバックアップがあってレースに乗せていただいていることですが、大変名誉なことです。レース中は全然意識がなかったのですが、帰りの新幹線ではさすがにぐったりしてしまいました。今週も福島競馬で沢山乗せていただいているので、全力で1鞍1鞍頑張って乗りたいです。」

と感想を述べてくれました。scissors現在10勝。ちなみに偉大な武豊先輩はデビューした87年に69勝を挙げています。

 そして次は、伊藤工真、大江原圭の初勝利のニュースでしょう。きっともうすぐですね。(池崎も待ってるで!)

【競馬学校】「サラブレ」5月号で蓑田早人専任教官登場!

今日はPRを。

 われらが蓑田早人 競馬学校専任教官(仙人教官という声も・・・)が、ジョッキーの技術論をテーマに語った特集記事が、現在発売中の「サラブレ」5月号(エンターブレイン発行)に掲載されています。

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 うまい騎手はどこが優れているのか。競馬ファンの方には一見難解な騎乗技術のポイントをわかりやすく解説しています。騎手課程生徒(26期生水口優也)もモデルで登場。どうぞご一読くださいませ。

 紙上で蓑田教官は、これから騎手を目指す方のためにこんなアドバイスを送っています。

「やっぱり馬に携わっておくことが大事だね。それは乗馬の技術を高めておけ、とかってことではないけど、乗馬クラブに通って馬と触れ合っておいて欲しいね。それと、何が良いってことはないけど、外に出て運動をしている方が良いと思うよ。」

 eye 騎手を目指す方のために「競馬学校 学校説明会」を行います。

 実施日、会場は、

 ★6月7日(土)阪神競馬場・小倉競馬場

 ★6月8日(日)栗東トレーニングセンター・競馬学校

 です。申し込み方法など、詳しくは、こちらからどうぞ。  

 eye  また、これに先立ち、馬事公苑と東京競馬場で、「競馬学校紹介コーナー」を実施します。

 ★5月3・4・5日 馬事公苑 ホースショー内

  ◇騎手課程26期生が「ポニー競馬」に挑戦!など盛りだくさん!

 ★5月17・18日(ヴィクトリアマイル当日)東京競馬場 馬場内 フアフア広場

 騎手という職業に興味のある方は、ぜひ家族揃ってお越しくださいませ。

 

【競馬学校】カラジはいなくても・・・(中山GJはみだし情報?)

 4月6日中山競馬場では、カラジ号を称えるセレモニーが実施され、同馬関係者のシンプソン兄妹にファンの皆さまからのメッセージと花束が贈呈されました。
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おなじみの横断幕も登場。大変残念でしたがお二人にも笑顔が戻りました。(写真:Yangさん提供)

 中山グランドジャンプを目指しては、8日・9日に
horseグライディング(アメリカ・せん8歳)、horseアラームコール(フランス・せん8歳)が相次いで来日。いずれも先週本国で強い調教を済ませており、本格的な最終調整は中山競馬場へ移ってからとのこと。
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 写真は左から順に、
horseグライディングのジェームス・パイパー攻馬手兼きゅう務員、horseアラームコールのリュディヴィーヌ・シャルルきゅう務員、ティエリ・ダラロンガ攻馬手。
 ダラロンガさんは、「タフなコースやスピードの要求されるコースなど、様々なタイプの競馬場で走っているので、スピードタイプの日本のコースへの適性はあると思う。ぜひ好成績をあげて、カラジのように毎年来日できると良いですね。」と抱負を語ってくださいました。

 今日は馬の写真がないブログとなりましたが、馬の様子は、ぜひ、JRAのプレスリリースでご覧ください。

【競馬学校】騎手課程第27期生 入学式

更新が遅くなり申し訳ありません。

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 満開の桜の下行いました、4月2日(水)の騎手課程第27期生入学式の模様を写真で紹介します。

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 入学式典前に実施した、「先輩」第26期生の騎乗供覧を見学する新入生。乗馬経験がなく入学した生徒も、経験者と同じように、1年間の訓練でしっかり走路で乗れるようになりました。

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 式典にて。競馬学校長から入学の許可をもらう新入生10名。

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 式典後、金屏風の前で記者会見に臨む10名。(下段左から片山文裕(15=高知)、嶋田純次(15=埼玉)、杉原誠人(15=埼玉)、高嶋活士(15=千葉)、竹山直希(16=兵庫)、上段左から谷川駿輝(15=青森)、菱田裕二(15=京都)、藤懸貴志(15=長野)、森一馬(15=神奈川)、横山和生(15=茨城)

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 記念撮影。報道陣からのリクエストもあり、何度もジャンプしました。

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 式典が終わると、早速作業着に着替えて厩舎へ。教官の指示に耳を傾ける姿は真剣そのもの。いよいよ本格的な訓練のスタートです。

【競馬学校】学校だより(J25期生の近況・ほくそう祭・カラジへのメッセージ募集)

cherryblossom 春爛漫の気配が満々!若干花粉の気配も漂いますが、大変すばらしい季節となってまいりました。
 そんな今日この頃、競馬学校も外に飛び出して!というわけで、3月29日(土)北総鉄道主催で千葉ニュータウン中央駅で行われた「ほくそう祭」に協賛し、学校紹介のコーナーを設けました。
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かなり強い風の中、おなじみの木馬体験コーナーや学校Q&Aコーナーを実施しました。
 今後も「競馬学校がやってきた!」と題し、JRAの各施設でコーナーを設け、学校のPRならびに騎手課程やきゅう務員課程を目指す方のご質問にお答えします。コーナーでアンケートにお答えいただくと、リトルハピネスも!?
 
sun4月12・13日 中山競馬場 ナッキー・モール
 
sun5月3・4・5日 馬事公苑 ホースショー
 sun5月17・18日 東京競馬場(詳細は後ほどお知らせします)
ぜひ、「2008 競馬学校 春のキャラバン」をのぞいて見てくださいませ。

horse 栗東・美浦の両トレーニングセンターできゅう舎実習を続ける、騎手課程25期生(6名)です。

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(左から、國分優作(実習きゅう舎:美浦・国枝)、丸山元気(美浦・根本)、國分恭介(栗東・五十嵐)、小野寺祐太(美浦・伊藤正)、松山弘平(栗東・池添)、平野優(美浦・二ノ宮)の6名)

 開催日に阪神競馬場で、先輩騎手の手伝いをする國分恭と松山。

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 開催日は毎日朝1時半に起床し、調教~競馬場と盛りだくさん。「今は1日4頭ぐらい乗ってます。きゅう舎のことで知らないことも多く、最初は戸惑いましたが、周りの方に色々教えてもらってがんばっています。」と松山。

 スポーツ紙の競馬欄を熱心に見つめる丸山。「学校に入った当初は、競馬学校=競馬でとても余裕がありませんでしたが、もちろん自分のところの馬が走るということもありますが、きゅう舎に実習に行って、競馬への関心が深まりました。勝ち負けに一喜一憂です。馬に乗る以外では、トレセンでは学校と違って自己管理の世界だということを肝に銘じて生活しています。」とのこと。引き続きその調子でがんばれヨ!

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mail  中山GJ4連覇のチャレンジを前に、残念ながら故障してしまったカラジ号。中山競馬場でも4月5日までの間、カラジ号へのメッセージを募集しておりますが、短期間ですが、競馬学校でもメールにて5日(土)までメッセージを受け付けます(英語歓迎)。タイトルを「Thank You カラジ!」としていただき、

  schoolevent@jra.go.jp   までお寄せください。メッセージは中山競馬場に滞在している同馬の関係者にお届けいたします。

tulip そういえば、今日4月2日は競馬学校にとって大変重要な行事があったはずでは…。その模様は、明日アップしようと考えております。

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【競馬学校】応援団もスタンバイ! カラジは今年も順調!

 中山グランドジャンプ(J・GⅠ4月19日)4連覇の偉業に挑む horse カラジ(KARASI・オーストラリア・せん13歳)が順調に競馬学校で調整を進めています。
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 ここまでは、軽めの調教(最速で「15-15」程度)ですが、中山競馬場に異動する24日(月)に強い調教を行う予定とのこと。来日時に420㎏だった馬体重も、現在は430㎏台に回復しており(昨年の中山GJ出走時は430㎏)、体調面も心配なさそうです。

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 輸入検疫のため競馬学校に滞在しているスタッフは、ベリンダ・シンプソンさん(左)とスコット・シンプソン(右)の兄妹。勝負服を手に「今年もカラジの応援よろしくお願いします!」。29日のペガサスジャンプステークスから始動するカラジ。スコット騎手の水車ムチと合わせて、そのパフォーマンスが楽しみですね。

 そんなカラジには、日本の頼もしい応援団が!
 競馬学校ブログ宛に、カラジの横断幕の写真が寄せられましたので、この場をお借りしてご披露させていただきます。
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〔Kanonさんご提供〕

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〔M.Tさんご提供(06・07年と2年連続でパドックに掲示されているそうです。通訳さんが、日本語だからわかりにくいのでということで、下の写真のものを見せたら、シンプソンさんも納得!)〕

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 ありがとうございました。レース当日中山競馬場でぜひ本物を見ていただきたいと存じます。

 ブログをご覧の皆さんも、競馬場で新人騎手や外国馬のナイスショットを撮影されましたら、ぜひ担当までお送りくださいませ(schoolevent@jra.go.jp)。

【競馬学校】学校だより(お知らせもあります)

今日は、まずは告知から。

cherryblossom きゅう務員課程(10月生・1月生)の募集を開始しました。
応募期間:4月1日(火)~22日(火)
1次試験:5月14日(水)
*栗東TC、新ひだか町公民館、競馬学校の3ヵ所で行います。
くわしくはこちらをご覧ください。http://www.jra.jp/school/bosyuu/bosyuu_kyuumuin.html

 

train 「ほくそう春まつり」に「競馬学校ブース」を出店!
 競馬学校では、3月29日(土)10時~15時に、学校からほど近い、北総線「千葉ニュータウン中央駅」で行われる、「ほくそう春まつり」(主催:北総鉄道)に、学校紹介のブースを出店いたします。皆さまお誘いあわせのうえ、是非会場をのぞいて見てください。
〔主な内容〕
① ジョッキースタイルでの木馬試乗体験(1月に日本ハムファイターズの中田選手が乗ったものと同じ木馬です)
② 競馬学校卒業生の「写真パネル」・「馬に関する美術作品」・「卒業文集」などの展示
③「競馬学校Q&A」(皆さんのご質問に、教官をはじめ学校スタッフがお答えします)

北総鉄道HP:http://www.hokuso-railway.co.jp/


続いて学校の近況を。

horse 騎手課程第27期生 入学前研修開始
4月2日(水)に入学式を迎える騎手課程第27期生(10名)が、21日より入学前研修を開始しました。研修は入学式前日の4月1日まで休みなく続きますので、実質競馬学校を卒業するまでの合宿生活がスタートしました。ちなみに、彼らの研修生活は、起床5時20分~就寝22時00分と、入学してからと同じスケジュールです。

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〔写真:事務所で学校スタッフに挨拶する第27期生〕

horse きゅう務員課程4月生入学
 一流のホースマンを志す25名の入学式を3月19日(水)に行いました。9月下旬まで半年間のカリキュラムで教育を行います。







【競馬学校】4連覇を目指して!ジャンプ王カラジ来日!

 本日(18日)早朝、中山グランドジャンプ(J・GⅠ4月19日)前「馬」未踏の4連覇を目指し、オーストラリアから horseカラジ(KARASI・せん13歳)が成田空港に到着。そのまま輸入検疫をうけるため、競馬学校に移動しました。

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(写真:18日成田空港に到着したカラジ(AUS) 同馬をひくのは、ベリンダ・シンプソン攻馬手) 

空港で、同馬を管理するエリック・マスグローヴ調教師は「シドニーの空港からの出発が遅れたこともあり、成田まで約23時間かかりました。そのうちフライトはシドニーから香港経由で成田まで約16時間。例年と変わらない調整過程を踏んで連れてきました。日本のファンの皆さんには、いつものカラジのパフォーマンスをお見せできるのではないでしょうか。楽しみにしていてください。」と語ってくれました。

 カラジは順調にいけば、24日(月)まで競馬学校で検疫をうけた後(明日から馬場入りする予定です)、中山競馬場に移り、29日(土)のペガサスジャンプステークスから中山グランドジャンプという例年通りの行程を辿る予定です。日本にもファンの多い馬。マスグローヴ調教師がおっしゃるとおりのパフォーマンスを期待したいですね。

【競馬学校】きゅう務員課程 10月生 卒業

 このブログで募集した、新人騎手(騎手課程24期卒業生)へのメッセージ。16日到着分までで受付を終了しました。ほんとうに多数の声援、ありがとうございました。2月中に受け取ったメッセージは美浦所属の2名にお渡ししましたが、残りのメッセージは近日中に3名に手渡しいたします。 

さて、メッセージとともに、このブログへのご意見やご要望が多数寄せられました。一番多かったのは、『更新を頻繁にしてほしい』でした。・・・う~ん、すみません。もっとがんばります! それから『きゅう務員課程のことをもっと紹介してほしい』という声がかなりございました。そこで、今日はこの話題でまいりましょう。

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 昨年入学した「きゅう務員課程10月生」23名が卒業の時を迎え、17日、多くの保護者の皆さんの前で、卒業記念騎乗供覧を行った後、卒業証書を手にしました。ほんとうに皆さん、半年間お疲れさまでした。そしておめでとうございました。

 ある10月生が卒業を前に、きゅう務員課程の半年間の感想を語ってくれたので、本人の許可を得て掲載します。

「競馬学校での生活は、これまでの牧場時代とはかなりのギャップがあり、『禁酒』『門限』など、入学当初は、ほんとうに卒業できるのかな?と思いながら過ごしていました。私自身、何回も受験してようやく合格したので、『ここで絶対に何かを掴んでやろう』と思い、基礎乗馬の実技では、常に教官にアドバイスを求めるよう心がけました。教官方の熱血指導もあり、少しは乗馬レベルが上がったと実感しています。きゅう舎作業でも、技術面に加え、社会人として必要な知識を教授してもらえたことも大きかったです。」

「寮生活は、二人部屋なので、最初は少し戸惑いましたが、ルームメイトとお互い悩みを相談し合うなどするうちに、徐々に打ち解けていったので安心しました。」

「学科の授業は、ホースマンとして最低限必要な知識から、競馬学校ならではの高度な知識まで教えていただきました。また、トレセンに就労してからは、おそらく行くことのないであろう『競走馬総合研究所』や『理化学研究所』(いずれも栃木県)への見学研修は貴重な経験になると思います。」

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「学校の教官・職員の方、同期のみんなも含めて、これからも競馬サークルの中で共に生きていくわけですから、この出会いを大切にしていきたいですね。同期の学友とは、東西に分かれますが、トレセンの中や競馬場で会った時等は、この学校生活の思い出話で盛り上がりたいものです。半年間、本当にありがとうございました。」

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 現実的には、競馬学校を卒業、即トレセン就労というわけにはいかず、待機する卒業生も少なくありませんが、就労の日まで、今の騎乗技術を落とさないよう努力してほしいと思います。また、就労したら、世界に通用するような馬づくりを目指してほしいのはもちろんのことですが、どんな馬でも平等に丁寧な扱いのできる厩務員になってほしいと願っています。

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   明日は、なんと競馬学校に4度目の登場!春のARASI??あの馬がオーストラリアからやって来ますよ!その模様も随時リポートしますので、お楽しみに!

【競馬学校】メッセージをお渡ししました。  

 「競馬学校ブログ」のフレッシュジョッキー応援キャンペーンは16日(日)到着分まで受付中ですが、おかげさまで、ここまで多くの皆さまからメッセージを頂戴しましたので、先週末、美浦所属の伊藤工・三浦の両騎手(24期生)に、ここまでの分をまとめて渡してまいりました。

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 【写真:メッセージを受け取る伊藤(工)騎手〔美浦調整ルーム〕】

 メッセージを受け取った両騎手は、「ほんとうにありがとうございます。(競馬学校は)厳しい思い出ばかりで、正直あまり戻りたくないところですが(笑)、卒業してもこういった形で僕たちを応援してもらえてありがたいです。」「たくさんのメッセージに感謝しています。競馬場で結果を出して、皆さんへのお返事となるよう頑張っていきます。」と答えていました。