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2007年4月

【競馬学校】騎手課程24期生 ブリーズアップセール上場馬に騎乗

 23日(月)阪神競馬場での『2007ブリーズアップセール』に、上場馬供覧騎乗ため、栗東・美浦の両トレーニングセンターできゅう舎実習中の騎手課程24期生(4名)が参加しました。

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   大下智騎手(23期)        荻野琢真騎手(23期)

先にデビューを果たした騎手課程23期生(栗東所属の5名:大下・荻野・田中健・濱中・藤岡康の各騎手)やJRA職員らに交じっての騎乗でしたが、何とか大役を果たすことができました。

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 伊藤工真(24期生徒)       

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 大江原圭(24期生徒)        三浦皇成(24期生徒)

担当馬は1人4~5頭。生徒たちは、単走での供覧騎乗とはいえ競馬場での騎乗は初めてでしたので皆一様に「非常に緊張してただつかまっているだけで終わりました。」と語っていましたが、ある生徒に最後の1ハロンで11秒台を「叩き出した」ことを伝えると、「少々力が入ってしまい時計が出すぎてしまいました。ちゃんと高値で買ってもらえればいいのですが…」と午後のセリのことを少々心配しながら感想を話してくれました。育成の終わったばかりの新馬への騎乗は大変勉強になり、良い刺激になったことでしょう。

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【競馬学校】(教官のひとりごと)はじめての校外実習…そして

 ソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが、競馬学校は八重桜が咲き始め、春爛漫です。

Dscf4492_2 今日は、騎手課程25・26期生が校外実習で、学校から歩いて5分のところにある梨農家の後藤さんのところにお世話になりました。白井市は日本有数の梨(「幸水」「豊水」「新高」など)の産地です(白井市のホームページにも「梨の一年」というコーナーがあります)。後藤さんには開校以来この実習でお世話になっており、生徒の扱いは手馴れたものです。

Dscf4513 今は受粉作業の時期で、後藤さんのところでは、主にミツバチを使って受粉を行っているそうですが、今日は生徒たちが黄色い花粉のついた花を摘んで、他の花のめしべに手でつける作業を実習しました。なかなか花粉がしっかりついた花が見つからず、少々苦戦していました。

Dscf4529  作業の後は、ミツバチがとった蜂蜜がふるまわれ、生徒全員でごちそうになりました。26期生にとっては、入学前研修から約20日間、学校から外に出たのは住民登録のため市役所へ行っただけで、実質初めての外出。この間は全く間食を食べていませんので、彼らにとっては待望の「おやつ」。体重に気をつけながらも、パンに蜂蜜を塗って平らげていました。

Dscf4505 8月の収穫期にもう一度おじゃまして、自分たちが受粉してできあがった日本一の梨をいただくことになっています。この頃には26期生も一段と逞しくなっていることでしょう。

【競馬学校】きゅう務員課程だより「中山競馬場見学」~より現場を知るために

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我々きゅう務員課程1月生は、4月7日(土)、桜が散り始めた中山競馬場で実際の競馬開催の様子を見学してきました。

ファンのサイドから見ると競馬場とは多くのお金が動いている場所だな、ということは漠然と感じていましたが、この日は今までとは違い、近いうちにこの世界の一員になって仕事場になるんだとことを意識すると、競馬場に足を踏み入れる前から、身が引き締まる思いがしました。

今まで競馬の内側からはレースを見たことがなかったので、競馬場のさまざまな場所で、競馬開催のために非常に多くの人が、それぞれの役割を果たすために働いているということがよくわかりました。

私たちは、実際の競馬できゅう務員がどのような動きをしているのかを意識して見てみるよう先生から指示されました。見学は発走地点や検体採取(レース後の尿検査)に多く時間が割かれましたが、これは学校では学べないことなので、非常に勉強になりました。

自分がお世話になった牧場の先輩や同期が先にこの世界に入っているのを見かけたので、早く同じステージに立ちたいという気持ちが強くなりました。やはり勝負の現場は、ピリピリとした緊張感がたまりませんね。

我々1月生は、幸運にも4月22日の日曜日に東京競馬場で行われる「ジョッキーマスターズ」のお手伝いをさせていただくことになっています。多くのファンの方の前で馬を引いて、実際のきゅう務員の動きを体験できることを、今から楽しみにしています。

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【競馬学校】騎手課程26期生入学式

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寒かったですね~。週末は25℃近くあったのに…ジェットコースターみたいな最近の気温の変化にはついていけません。東京では1988(昭和63)年4月8日以来の降雪。まだこのときには宮崎北斗や草野太郎(いずれも23期生・平成元年生の新人騎手)なんかはこの世にいなかったのか…などと思いを巡らせながら、花曇りだったこの日(4日)の競馬学校(東京都心からは約30kmの位置です)騎手課程第26期生入学式のスナップをアップします。(入学したのはこちらの9名)皆さん入学おめでとう!

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【競馬学校】明日26期生入学式/おかえりなさいダイワメジャー

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桜が今まさに満開の競馬学校からは2題(これは馬場外周、白井市道沿いにあるソメイヨシノです)。

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いよいよ明日(4日)、騎手課程第26期生が入学式の時を迎えます。すなわち1982(昭和57)年に競馬学校開校してから26回目の新入生を迎えるというわけです(当たり前といえばそれまでですが…)。

入学するのは9名で、今日はリハーサルを行いました。歩く姿勢やあいさつなど、まだまだ機敏な動作とはいかない部分もありましたが、本番ではビシッと決めてくれるものと思っています。

約2週間にわたる入学前研修で競馬学校の生活にも随分慣れたことと思いますが、本当に厳しいのはこれからです。今日の雨にも散らない桜のように、頑張りぬいてほしいと思います。とにかく明日天気になあれ!

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 こちら国際きゅう舎では、ドバイデューティーフリー(3月31日)で、惜しくも3着となったダイワメジャー(牡6・美浦 上原博之きゅう舎)が帰国(輸入)検疫に入りました。輸送の疲れもなく大変元気なようです。(写真:競馬学校診療所撮影)

事務所にみえた上原調教師は、「ドバイでは大変惜しい内容でした。道中うまく進み、抜け出した時には一瞬『やった』と思ったのですが、武騎手(アドマイヤムーン)にうまく目標にされて抜け出されてしまいました。国内では負かしているだけに、力負けではないと思っていますが、海外のレースで勝つのは甘くないですね。次は安田記念(6月4日・東京)に照準を合わせて調教を進めていくことになるでしょうが、昨年のように幅広い距離で活躍することで、日本の競馬の盛り上げに一役買えるといいですね。」と語ってくださいました。