育成馬展示会を開催しました(宮崎)
育成馬展示会での調教供覧を前に、1列で馬場入場。先頭はレッドジグの07(牝馬、父:ゼンノロブロイ)
JRA育成馬たちにとって約7~10か月に及んだBig Dream Stables宮崎育成牧場での育成。その卒業式ともいえるJRA育成馬展示会(宮崎)が3月30日に行われました。宮崎としては大変肌寒い1日となってしまいましたが、馬主・調教師・生産者の方々をはじめ、約110名のご来場がありました。
調教供覧で、力強い走りを魅せたNo.15エイダイヒロインの07(白帽、父:クロフネ)とNo.16プレゼントの07(青帽、父:バゴ)の牡馬2頭
この世代の育成馬たちは、例年並みの調教メニューに加え、常歩での運動量を多く確保して、十分に鍛錬されてきました。この日は最後の2ハロンを15秒台~14秒台で、馬たちが走りたい気持ちをためた状態で、しっかりとした動きをご覧いただくことが目標でした。来場者の熱い視線に応えようと張り切ってしまったのか予定よりタイムが早くなった組もありましたが、無事に卒業式を終えることができました。
今後も個体ごとの状態に応じた調教・調整を心がけ、すべて馬たちが健全な状態で4月27日のブリーズアップセールを迎えられるよう、一同努力してまいります。
3列併走でのウォーミングアップ。宮崎育成牧場は温暖な気候を活かし、500mおよび旧競馬場1,600mの広いダートコースで、馬場の凍結を心配することなく思い通りの調教が行えます。
なお、宮崎育成牧場での調教は、中山競馬場に向けて出発する4月19日まで毎日実施されます(火曜日を除く)。馬主・調教師・生産者等関係者の皆様にはいつでもご来場いただきたく、お待ちしております。
調教後のグラスピッキングでは、生産者の方などが関係馬の成長を間近で確認されていました。馬はゲイリーアミューズの07(牝馬、父:ボーンキング)。宮崎は年中豊富な青草を給与できるため、育成馬たちの健康維持にも大変有利な土地柄といえます。