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JRA育成馬展示会を実施しました(宮崎)

前回の同ブログ(宮崎)でご紹介しましたとおり、329日(月)13時から、宮崎育成牧場において育成馬展示会を開催しました。今年の宮崎は例年に比較して雨が多く、寒暖の差が激しい日も多いため、天候を心配しながら準備を行いました。その心配とは裏腹に、展示会当日には前日の雨もあがり快晴となり、宮崎らしい絶好の日和の中で、約150名の馬主・調教師・競馬関係者及びファンの皆様のご来場をいただきました。中には北海道のから足を運んでいただいた方もおられました。ご参加いただきました皆様に大変感謝しております。

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馬主・調教師をはじめ、多くのお客様にご来場いただき、盛況な育成馬展示会となりました。

 展示会では比較展示、騎乗供覧を中心に、この宮崎の地で鍛えられた若馬たちの様子を皆様にご覧いただきました。開会の挨拶に続き、全23頭(牡11、牝12)の育成馬をご覧いただく「比較展示」が行われました。この比較展示は複数の馬を同時に展示することにより、周りの馬と見比べながらじっくり見ていただくために実施しています。本年も牡牝別の合計4班にわけ、56頭ずつの各班を10分程度の時間で、各馬の仕上がり具合をご覧いただきました。事前に何度も駐立練習を繰り返したため、おとなしく駐立できた馬が多かったように思います。

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展示会場に入場する育成馬たちと入場を待つ来場者の皆様。

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自身の展示場所へ移動中のディアーブリーズの08(牡、父:グラスワンダー)。周囲の環境変化に驚くこともなく堂々と歩きました。今後が楽しみな当場期待の1頭です。

比較展示に続き、12頭の育成馬による騎乗供覧を実施しました(残る11頭の騎乗調教は午前中に実施)。入念なウォーミングアップの後、牡・牝各6頭を2頭併走で5ハロン(1,000m)の走行をご覧いただきました。この日は最後の2ハロンを14-14秒台で、馬たちが走りたい気持ちをためた状態で、しっかりとした動きをご覧いただくことが目標でしたが、多くの馬がこの目標を達成できたものと考えております この世代の育成馬たちは、例年の調教メニューをやや強化(同時期の強調教時のハロンタイムを約1秒短縮)し、十分な鍛錬をなされてきました。騎乗供覧では、一部タイムが早くなってしまった組もありましたが、幸い翌日行った全馬の馬体チェックでも、疾病につながるような症状をみせた馬はいませんでした。

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左がテンシノユメの08(牡、父:リンカーン)、右がソプラニーノの08(牡、父:ロックオブジブラルタル)。ラスト2ハロンは14.8-13.3秒で走行しました。新種牡馬の産駒2頭、どちらが先に活躍してくれるのでしょうか。

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左がレッドダイヤモンドの08(牡、父:ステイゴールド)、右がモントレゾールの08(牡、父:クロフネ)。ラスト2ハロンは15.0-13.2秒で走行しました。比較展示でも人気の集中した2頭です。

騎乗供覧を終えた育成馬は、それまで張り詰めていた緊張感をオフにするため、放牧地でグラスピッキングを行いました。リラックスした雰囲気の中、多くの関係者が青々とした放牧地まで足を運んでくださいました。気候が温暖で快晴日数が全国トップクラスの宮崎では、放牧地の生牧草は年中いつでも採食することができます。

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騎乗後のグラスピッキング。ピリッとした緊張がとかれる瞬間です。

宮崎での調教は、418日の中山競馬場への出発まで、日曜を除く毎日実施されます。今後も個体ごとの状態を的確に判断し、状態に応じた調教・調整を心がけ、すべての馬たちを肉体的にも精神的にも健康な状態に仕上げ、426日のブリーズアップセールにおいて宮崎で鍛えられた立派な馬たちを皆様にご披露するつもりです。