宮崎へ育成状況の視察においでください(宮崎)
宮崎育成牧場では3月29日(月)13時より、育成馬展示会を開催いたします。今回展示するのは2010 JRAブリーズアップセール(4月27日、中山競馬場)に上場予定のJRA育成馬23頭です。当日は全馬を間近でご覧いただく「比較展示」および約12頭の騎乗調教をご覧いただく「調教供覧」を行います。なお、8時30分より騎乗供覧を行わない馬の調教(11頭程度)、15時すぎよりご要望の馬の自由展示も実施します。馬主・調教師の皆様、生産者等関係者の皆様はもちろんのこと、一般ファンの皆様にもご覧いただけますのでお時間の許す方は是非お越しください(ただし、一般ファンのお客様には一部ご入場いただけないエリアもありますことをご了承願います)。
昨年の展示会(騎乗供覧)の様子。
また、宮崎育成牧場ではJRA育成馬の購買を検討されている馬主・調教師等関係者の皆様や生産・育成に携わる方にJRA育成馬の調教状況や飼養管理状況を見ていただき、購買などの参考にしていただくことを主眼として、展示会当日以外も常時オープンにして皆様のご来場をお待ちしております。事前に「育成状況の視察を希望する」旨を育成牧場(電話0985-25-3448)までご連絡いただけると幸いです。通常調教は8時~11時頃、馬の展示はそれ以降の時間でご覧いただけますよう、できる限り対応いたします。 さて、ブリーズアップセールに向けて育成馬の調教は順調に進んでいます。最近の調教状況(3月初旬現在)ですが、1,600mダートコースにおいて週2回、1000m+1,200mのスピード調教を併走で実施しています。最後の3ハロンをハロン平均でそれぞれ19秒、16秒で走行するようスピードの指示をしています。ほとんどの馬が手綱はしっかりと抑えたままで、走りたい気持ちを温存させながら、まっすぐに走れるようになっています。 また、全馬の平均馬体重(3月初旬現在)は468Kgでした。昨年同時期(480Kg)に比較してやや低いですが、個別に見る限り線が細くて物足りないという馬はいないように感じています。 ここで、宮崎で繋養している育成馬を一部紹介します。まずはセール上場番号16番:ケリーケイズプレジャーの08(牝馬、鹿毛、父:Tiznow)です。最近測定した馬体重は470Kgで、肢先が軽く、身のこなしも実に俊敏です。調教では常に卓越した闘志とスピードを見せている期待の牝馬です。
写真中央がケリーケイズプレジャーの08。500m走路で行うウォーミングアップではいつも元気一杯です。
次に紹介するのはセール上場番号49番:モントレゾールの08(牡馬、芦毛、父:クロフネ)です。最近の馬体重は468Kgで、血統的には薔薇一族と同じファミリーの出身です。入厩当初はかなりやんちゃな面を見せていましたが、騎乗者との信頼関係が構築され徐々に解消されてきました。この前進気勢に溢れる素軽い動きを見ると、早期からの活躍を期待せずにいられません。
写真中央がモントレゾールの08。調教でみせる敏捷で軽快な肢捌きが特に目を引く1頭です。
是非紹介したい、という育成馬は他にもたくさんいますが、紙面の関係で2頭にさせていただきます。冒頭に記載しました育成馬展示会、また中山競馬場で開催されます2010JRAブリーズアップセールにおいて、皆様にお会いできますことを育成牧場職員一同、心より楽しみにお待ちしております。是非お越しください。
スタッフ一同、ご来場をお待ちしております。