あて馬の活用 その1(生産)
先日、日高育成牧場にハフリンガー種の「スワロー君(オス3歳)」がやってきました。
スワロー君は、来年の繁殖シーズンから当場で「あて馬」として活躍します。
馬は季節繁殖動物であり、春に繁殖シーズンを迎え、この時期に牝馬は発情します。
「あて馬」としての活躍が期待されるスワロー君
あて馬は、「試情」すなわち、牝馬の発情を確認し、交配に適切な日を判断することが主な役割です。
しかし、それ以外にも、繁殖シーズン、特にシーズン始め(春先)に良好な発情が来ない牝馬に対して、刺激を与えて発情を呼び込む役割も持っています。
馬産国アイルランドにおいては、空胎馬に対して1月から毎日「試情」を行うことにより、牝馬に刺激を与え、早春からの発情を呼び込んでいます。
アイルランドにおいては空胎馬に対して毎日「試情」する。
つづく