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育成馬ブログ(日高④)

馬に触れることほど、人の内面を成長させるものはない

(お知らせ)BTC「育成調教技術者養成研修」研修生募集

 

 JRA日高育成牧場では、BTC(軽種馬育成調教センター)が実施している

「育成調教技術者養成研修」の研修生(以下、BTC研修生)の皆さんに、JRA

育成馬を活用した実践研修を行っています。

 研修期間は1年間で、前半は主にBTC内において元競走馬等の「教育用馬」を

使った騎乗訓練を受けることで、育成牧場で育成馬や競走馬に騎乗するための

基本的な技術や知識を習得していきます。

 一方、後半には当場において1~2歳のJRA育成馬の騎乗馴致や調教に携わる

とで、若馬の騎乗や取扱いといった、より実践的な経験を積んでいます。

 騎乗馴致の実習では、初めて鞍をつけて人を乗せるまでの過程を学びます。

もちろん若馬ですから、おとなしく、従順な馬ばかりではありません。敏感で

怖がりな馬、我が強い馬、学習能力が高い馬や低い馬など、様々な馬の馴致を

通して、人馬の信頼関係の重要性、各馬の個性の違い、日毎に成長する馬の精

神面を肌で感じる貴重な経験を積むことができます。 

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当場職員から指導を受けながらドライビングをするBTC研修生(右)

  

 騎乗実習では馴致が終了して間もない若馬特有の動きや繊細さを実感すると

ともに、日を追うごとに走る力がついてくる若馬と一緒に、自身の技術面や精

神面の成長も感じることができます。12月現在、JAR育成馬は屋内坂路ウッド

チップコースでの調教をメインに実施しており、BTC研修生の皆さんにも騎乗

してもらっています(写真)。

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屋内坂路での併走調教で騎乗するBTC研修生(右)

騎乗馬:(左)ジーニマジックの17(父スピルバーグ)、(中)タキオンメーカーの17(父アルデバラン)、(右)ミステリアスガールの17(父エスケンデレヤ)

 また、4月に当場で開催される「育成馬展示会」(2019年4月8日)では、大

勢のお客様の目の前で騎乗を披露してもらうことになります。ちなみに本年の

育成馬展示会では、9月のききょうステークス(オープン)に優勝することにな

るイッツクール号にもBTC研修生が騎乗していました(写真)。このように、

実践的かつ将来活躍が期待される若馬の背中をじかに感じることができるの

も、この研修の大きな魅力の1つかもしれません。

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今年の育成馬展示会(2018年4月)でイッツクール号(当時の馬名:タキオンメーカーの16)に騎乗するBTC研修生(右)(写真提供:田中哲実氏)

 

 現在BTCでは、来年4月に開講される「育成調教技術者養成研修」の研修生を

募集しています。詳しくはこちらのホームページをご覧ください。

http://www.b-t-c.or.jp/btc_p200/p200_05.html

 

There’s nothing so good for the inside of a man as the outside of a horse.

馬に触れることほど、人の内面を成長させるものはない。

みなさんも、若馬と一緒にご自身の成長を感じながら、馬に携わる仕事を目指

してみてはいかがでしょうか?

 

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