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24-25育成馬ブログ(宮崎①)

〇九州1歳市場と1歳馬の入厩

 6月になり新馬戦が始まりました。先日送り出した2022年産まれの育成馬たちもデビューし始めています。今後の活躍を期待しています。さて、新馬戦が始まり梅雨の時期を迎えると、早くも来年のブリーズアップセールに向けて動き始めます。
 6月18日にJBBA九州種馬場で九州1歳市場が開催されました。今年最初の1歳市場であり、今後次々と開催される1歳市場の動向を占う上でも注目されます。そして我々にとってはヨカヨカを購買した思い入れのある市場です。九州産馬はJRAでは小倉競馬場で、地方競馬では佐賀競馬場で九州産馬限定レースが組まれており、またヨカヨカや中山グランドジャンプを連覇したイロゴトシなどの活躍もあって人気があります。一時期は30頭程度まで減った生産頭数も100頭近くまで増えてきています。その人気を反映するように、セリ会場へ多くの購買者が来場し、このセリ特有の上場馬1頭ずつの展示にたくさんの熱い視線が送られていました。

 結果31頭の上場馬のうち、22頭が売却され18年ぶりに売却率が70%を超えました。また九州1歳市場最高価格の馬が出るなど、この後続く各地の1歳市場も昨年以上に活況になることを予感させる市場となりました。本会もタムロウイング2023(父ヴァンセンヌ)を550万円(税込)で購買しました。生産牧場はヨカヨカと同じ熊本県の本田土寿さんです。本馬の兄であるタムロドリーム(父ジャスタウェイ)も宮崎育成牧場出身のJRA育成馬で小倉競馬場の新馬戦で勝利をおさめています。

Photo 写真① 多くの来場者が注目する中での1頭ずつの展示

Photo_2 写真② 南国らしいセリ会場

 そのタムロウイング2023が6月25日に宮崎育成牧場に入厩しました。今年の1歳世代の最初の入厩となります。まだまだ幼い体つきをしていますが、青草をたくさん食べて成長し、第二のヨカヨカを目指して頑張って欲しいと思います。
 他の1歳馬が来るまで2週間ほどは1頭だけですが、寂しくないように乗馬と一緒に放牧管理していきます。

Photo_3 写真③乗馬と一緒に放牧(手前がタムロウイング2023)