2021 JRAブリーズアップセール 個体情報開示(事務局)

2021 JRAブリーズアップセール 個体情報開示(事務局)

ブリーズアップセール上場候補馬の個体情報を公開いたしました。

併せて、レポジトリー画像や症例画像も公開いたしましたので、以下の

”下見サイト”からご覧ください。

ブリーズアップセール下見サイト(こちらをクリック)

今後の情報開示

 4/26(月) 騎乗供覧動画・台付価格表・追加病歴(4/22以降の病歴)    

 4/27(火) 追加病歴(4/26以降に追加された病歴)

       台付価格表 更新版(※4/26以降に変更があれば)

 

なお、同様の情報はJRAホームページ(http://jra.jp/facilities/farm/training/bus/)でも順次お知らせいたします。

 

 JRAブリーズアップセール事務局

活躍馬情報(事務局)

活躍馬情報(事務局)

4月18(日)中山競馬12R サンシャインS(4歳以上3勝クラス)において、日高育成牧場で育成されたアドマイヤポラリス号が勝利しました。

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4月18日(日)3回 中山 8日目 12R サンシャインS 芝2,500m

アドマイヤポラリス号(ソングオブサイレンスの16) 牡 父:ジャスタウェイ

厩舎:友道康夫(栗東) 

主:近藤旬子 氏   生産牧場:下屋敷牧場

今後のさらなる活躍を期待しております。

2021JRAブリーズアップセール 調教動画(4月上旬版)の公開

ブリーズアップセール上場候補馬の調教動画(4月上旬版)を公開いたしました。

ブリーズアップセール下見サイト(こちらをクリック)から各馬の調教映像をご覧ください。

※台付価格・悪癖・公表事項・特筆事項は今後更新しますので、ご確認ください。

また、本ブログでは今後以下の情報を公開予定です。

 4/22(木) 各馬の病歴・調教状況(個体情報)・レポジトリー画像

 4/26(月) 騎乗供覧動画・台付価格表・追加病歴(4/22以降の病歴)    

 4/27(月) 追加病歴(4/26以降に追加された病歴)

       台付価格表 更新版(※4/26以降に変更があれば)

 

なお、同様の情報はJRAホームページ(http://jra.jp/facilities/farm/training/bus/)でも順次お知らせいたします。

 

 JRAブリーズアップセール事務局

2021JRAブリーズアップセール 常歩動画の公開

ブリーズアップセール上場候補馬の常歩を公開いたしました。

ブリーズアップセール下見サイト(こちらをクリック)からご覧ください。

 

また、本ブログでは今後以下の情報を公開予定です。

 4/16(金) 両育成牧場でのスピード調教(4月上旬)動画

 4/22(木) 各馬の病歴・調教状況(個体情報)・レポジトリー画像

 4/26(月) 騎乗供覧動画・台付価格表・追加病歴(4/22以降の病歴)    

 4/27(月) 追加病歴(4/26以降に追加された病歴)

       台付価格表 更新版(※4/26以降に変更があれば)

 

なお、同様の情報はJRAホームページ(http://jra.jp/facilities/farm/training/bus/)でも順次お知らせいたします。

 

 JRAブリーズアップセール事務局

2021JRAブリーズアップセール 個体情報早期開示

2021 JRAブリーズアップセール 個体情報早期開示について

 

 本年もJRAブリーズアップセールをご愛顧いただき、誠にありがとうござい

ます。

 本日より、上場馬の個体情報(主な病歴等)、ノド内視鏡動画、3月の調教動画インターネット上に公開いたします。ご購買を検討される際の参考としてご活用いただけれ幸いです。

 

 なお、本情報は3月末までに取りまとめた情報であり、病歴の詳細・経緯、今後の追加病歴、および最終的な個体情報については、「個体情報冊子(4/22公開予定)「台付価格表(4/26公開予定)などで必ずご確認ください。

 

個体情報早期開示

 JRAホームページ ブリーズアップセール特設ページ

http://jra.jp/facilities/farm/training/bus/をご覧ください。

       

・内視鏡動画および調教動画(3月)

 ブリーズアップセール下見サイト

https://auction.jbis.or.jp/jra/20210427.php)をご覧ください。

                  

 今後も、以下の日程で上場予定馬の情報を更新いたしますので、是非ご確認ください。

・常歩動画映像:       4月12日(月)頃

・育成馬展示会調教動画映像: 4月16日(金)

・上場馬個体情報:      4月22日(木)頃

・レポジトリー画像:     4月22日(木)頃

・台付価格:         4月26日(月)

・騎乗供覧映像:       4月26日(月) 17時以降

 

活躍馬情報(事務局)

活躍馬情報(事務局)

4月4(日)中山競馬8R 4歳以上1勝クラスにおいて、宮崎育成牧場で育成されたアベックフォルス号が勝利しました。

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4月4日(日)3回 中山 4日目 8R 4歳以上1勝クラス ダ1,800m

アベックフォルス号(ラフォルトゥナの17) 牡 父:エスケンデレヤ 

厩舎:加藤士津八(美浦) 

主:田中義明 氏   生産牧場:笠松牧場

今後のさらなる活躍を期待しております。

活躍馬情報(事務局)

活躍馬情報(事務局)

3月21(日)中山競馬1R 3歳未勝利において、日高育成牧場で生産・育成されたクールマニワ号(JRAホームブレッド)が勝利しました。

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3月21日(日)2回中山競馬 第8日目 1R 3歳未勝利 ダ1,800m

クールマニワ号(プリニア2018) 牡

〔厩舎:高橋裕(美浦) 父:エスケンデレヤ〕

3月21(日)中京競馬9R 4歳以上1勝クラスにおいて、日高育成牧場で育成されたグレイトゲイナー号が勝利しました。

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3月21日(日)2回中京競馬 第4日目 9R 4歳以上1勝クラス 芝1,200m

グレイトゲイナー号(キャニオンリリーの17) 牡

〔厩舎:森秀行(栗東) 父:キンシャサノキセキ〕

 

今後のさらなる活躍を期待しております。

活躍馬情報(事務局)

活躍馬情報(事務局)

3月13(土)中京競馬11R 中京スポーツ杯(4歳以上3勝クラスで)は、日高育成牧場で育成されたイッツクール号が勝利しました。

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3月13日(土)2回中京競馬 第1日目 11R 中京スポーツ杯 ダ1,400m

イッツクール号(タキオンメーカーの16) 牡

〔厩舎:武英智(栗東) 父:アルデバランⅡ〕

 

今後のさらなる活躍を期待しております。

活躍馬情報(事務局)

2月28(日)阪神競馬8R 4歳以上2勝クラスでは、日高育成牧場で育成されたアドマイヤポラリス号が勝利しました。

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2月28日(日)1回阪神競馬 第6日目 8R 4歳以上2勝クラス 芝2,400m

アドマイヤポラリス号(ソングオブサイレンスの16) 牡

〔厩舎:友道康夫(栗東) 父:ジャスタウェイ〕

 

今後のさらなる活躍を期待しております。

育成馬ブログ(2020年 生産④)

良好な初乳を得るための分娩前の準備 

 2月になっても日高地方では依然として寒い日々が続いており、馬たちも寒さに耐えながら生活しています(写真1)。春が待ち遠しいところですが、出産シーズンは春よりも早く一足先に訪れます。JRA日高育成牧場でも、2月下旬から子馬が生まれる予定で、妊娠馬の管理も佳境に入ってきています。分娩後の子馬にとって、初乳(分娩直後の抗体を多く含んだ母乳)が重要なことは多くの方がご存じのことかと思いますが、今回は良質な初乳を得るために分娩前にできることについてお話していきたいと思います。

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写真1 放牧地のシェルター内で寒さをしのぐ1歳馬たち

分娩前の予防接種

 多くの生産者の方は、インフルエンザや破傷風といったサラブレッドに基本的に接種しているワクチンに加え、妊娠馬に対しては流産予防を目的とした馬鼻肺炎ワクチンを接種していることかと思います。馬鼻肺炎ワクチンは、流産の発生する妊娠後期に最も効果を発揮させるため、妊娠7~9か月齢の間に接種することが推奨されています。JRA日高育成牧場では、上記の期間に生ワクチンを2回接種しています。このワクチン接種は流産予防が第一の目的ですが、ここで作られた抗体が初乳から子馬に移行することで、子馬が馬鼻肺炎に感染することを防ぐことにも役立っています。
 さらに良質な初乳を作るためには、初乳への抗体が作られる分娩1か月前までにインフルエンザ、破傷風およびロタウイルスなどのワクチン(写真2)を接種することが望まれます。特に、出生後の子馬に重篤な下痢を発生させるロタウイルス感染症を予防するためには、母馬にロタウイルスワクチンを接種しておくことが非常に重要となります。JRA日高育成牧場では、ロタウイルスワクチンの1本目(基礎)を分娩2か月前に、その2本目(補強)およびインフルエンザ、破傷風を分娩1か月前に接種しています。

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写真2 ロタウイルス、破傷風、インフルエンザワクチン

分娩前後の環境へ慣らす

 一般的に、妊娠馬は遅くとも分娩1か月前までに分娩を行う厩舎に移動することが推奨されています。これは、分娩を行う厩舎の環境に慣らすことで、落ち着いた状態で分娩させることのみならず、分娩厩舎の環境中にいる細菌やウイルスに接触させることで、それらに対する抗体を作らせることも目的にしています。その結果、生まれた子馬は環境中の細菌やウイルスに対する抗体を含んだ初乳を飲むことになり、病気にかかりにくくなります。
 分娩をする馬房だけでなく、出生後の子馬を放すパドックや放牧地などにも母馬を触れさせておくことが重要となります(写真3)。JRA日高育成牧場では、分娩1か月前になった段階で、インドアパドックや小さい放牧地に妊娠馬を最低1日以上放すことを行っています。

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写真3 分娩後に使うインドアパドックに放される妊娠馬

良質な初乳を得られない場合への対策

 これまでお話してきたような準備を行ったとしても、良質な初乳が得られない状況がどうしても発生してしまいます。そのような状況への対策としては、凍結された良質な保存初乳を準備しておくことになります。一般的に、Brix値(糖度)が20%以上の初乳が良質とされており、初産ではない乳量の多い(乳房の大きい)繁殖牝馬から300ml程度の初乳を冷凍保存(-20℃で1年程度)しておくことが推奨されています。JRA日高育成牧場でも、過去に得た冷凍保存初乳がストックされており(写真4)、母馬の初乳のBrix値が低い場合などに、積極的に活用しています。

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写真4 ファスナー付きバッグに入れ、空気を抜いて密封保存した初乳

 生産地はこれから分娩や種付けの日々が続き、忙しい季節になるかと思います。そのような忙しい日々の負担を減らすためには、事前の念入りな準備が重要であると考えています。今回お話した内容によって、1頭でも健康な子馬が増えることを願っています。