新人研修が行われました
分子生物研究室の辻村です。
梅雨入りで天候が落ち着かない6月、JRAでは例年この時期に新人獣医職職員を対象とした専門研修を実施しています。獣医職職員が勤務するJRAの各事業所を訪れる本研修ですが、競走馬総合研究所でも本年6月4日から20日にかけて講義・実習が行われました。その内容は、運動生理学、臨床医学、病理学、細菌学と多岐にわたり、私が所属する分子生物研究室はウイルス学を担当しました。普段は臨床現場で奮闘している新人獣医職職員の皆さんに、ウイルス学の研修では学生時代のように座学や実験に取り組んでいただきました。馬のウイルス感染症は日常的に遭遇するものではありませんが、発生した場合には大きな被害を及ぼす可能性があります。そのような際に今回の研修が役立つことを願っています。