クールビズ
分子生物研究室の上林です。
梅雨でジメジメした日々が続いていますが、もうすぐ夏本番ですね。
涼しい恰好に装いを変えていきたい時期ではありますが、その思いは動物たちもきっと同じでしょう。
そこで、今回は夏を迎えるにあたって装いを新たにした動物をご紹介します。
当研究室では現在ヒツジを3頭(全頭メス)飼育しています。
ヒツジから採取した血液は、様々なウイルスに対する血中の抗体価を測定する検査に活用されます。
感染症に関する研究・調査を進めるにあたって重要な存在です。
そんな彼女たちですが、先週までの様子がこちら
すっかり毛が伸びてしまっています。暑そうですね。
こんな姿で栃木の夏は越せない!ということでこのたび3頭の毛刈りをすることとなりました。
ヒツジの毛刈りなんて観光牧場にでも行かないとなかなか見れませんので、我々も興味津々で見学させて頂きました。
おとなしくお座りして受け入れていますね。我々素人ではこうはいきません。
動物に注射などをするときは「保定が8割」とよく言いますが、ヒツジの毛刈りでも当てはまりそうですね。
みるみるうちに刈られていきます
仲間を心配そうに見つめています。自分も刈られる覚悟を決めているのでしょうか。
そうこうしているうちに・・
ものの10分で一丁上がり!3頭あわせてもたった30分で終わってしまいました。
「ん~~、スッキリ!」といった表情でしょうか。
毛刈りしてからというもの屋外に出ている時間も増え、過ごしやすそうでなによりです。
血管を探すのに毎回苦労していた採血もバッチリです。
しばらくはヒツジたちのクールビズ期間も続きますので、次回はまた来夏ですね。