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2025年10月 7日 (火)

未来のウマ博士をめざせ!-「こども馬学講座」の開催 -

総務の河治です。

  9月23日(火・祝)、地域の小学校高学年のお子様を対象に「こども馬学講座」を開催しました。本イベントでは、競走馬総合研究所(総研)近隣の子ども達に「ウマとはどんな生き物なのかを知ってもらう機会をつくろう」という趣旨のもと、獣医師による講義、乗馬・馬とのふれあい体験、そして装蹄師による造鉄実演の見学などを毎年開催するものです。今回は計14名の子ども達にご参加いただきましたが、好評で参加希望が絶えません。

Photo_3獣医師による講義に集中する子供たちの面々

_ver馬の扱い方についての講義

 最初に行われた獣医師による馬の講義では、馬の身体や走行フォームなどについて解説があり、子ども達は興味深そうに講義を聞いていました。続いて、トレッドミルでの馬の走りを直に観察していただきました。目の前で見るキャンター(襲歩:しゅうほ)の迫力には、お子様のみならず引率の親御様もビックリ。乗馬・ふれあいでは、子ども達は終始ワクワクした様子で、馬のかわいい部分など魅力が伝わったようでした。

Photo_4トレッドミル上で馬の走りを実演

Photo_5乗馬体験では事故がないよう細心の注意が払われる

 その後、装蹄師による造鉄実演が行われました。子ども達は熱い鉄が形を変えていく様に目を丸くしていました。中には馬よりも釘付けになっている子も。この中に将来、宇都宮の装蹄教育センターに入学する子がいるかもしれませんね。最後に、蹄鉄を使ったコースターの制作を行い、イベントは終了しました。

_ver_2

全集中の装蹄師による造鉄実演

  

 総研は飼育馬への感染症の拡大といった防疫上の観点から、普段は近隣の方に施設や活動を見ていただくことができず、こうした行事は地域交流の面でも貴重な機会です。改めて、子ども達に馬の魅力を伝えると同時に、近隣の方々に競馬や馬への興味・関心や研究所へのご理解を深めていただけたら幸いです。