新人騎手(=25期卒業生)紹介 (5) 丸山 元気
丸山 元気(まるやま げんき)
1990(平成2)年10月3日生 美浦 根本康広厩舎所属
血液型 A
群馬県 伊勢崎市出身
座右の銘:「元気一番」
目標:松岡正海騎手
趣味:野球
【本人より】
父が高崎競馬の騎手だったこともあり、馬は身近な存在だったのですが、実は乗馬経験がありませんでした。それでも競馬学校受験の際には有利だと思い、願書の「経験あり」にマルを付けて出してしまいました。それが大きな間違いで、騎乗適性訓練の際に「鐙(あぶみ)を外して乗れ」と指示され泡食ってしまい、頭が真っ白な中で馬に乗っていました(…この部分記憶が曖昧)。
そんな僕ですから、入学してからも乗馬がなかなか上手くならず、このままではまずいと思ったのですが、実技審査の走路で1位となり、先生に「このままいけば上手くなる」と激励され、やっていけるかなと思ったものでした。
2年目、トレセンで根本調教師の下で競走馬に乗せてもらうことになりました。先生からは、「命をかけて馬に乗れ」と言われ、職業として馬に乗るんだという意識が芽生えました。免許試験の学科とか、かなり苦闘しましたが、騎手になるためと思い一所懸命頑張り、同期のサポートも得て、免許をもらうことができました。
3年間学んだことを忘れず、何時も良い騎乗を心がけて結果の残せる騎手を目指します。特に父には苦労をかけているので、たくさん勝ち、有名になって恩返しをしたいです。
【教官より】
25期のムードメーカーであり、なおかつリーダーシップを発揮してどんどん引っ張っていく姿には、頼もしさを感じることができました。
優しくて厳しい根本調教師の下でビシビシと鍛えられ、昨年の秋にはそれまではひ弱かな?と思った印象を払拭し、とても力強い姿になって競馬学校に帰ってきました。
騎乗した際に、背中のラインのブレがなく、馬とのコンタクトが非常に柔らかいことが彼のセールスポイントです。
丸山元気、きっとどんな馬でも乗りこなしてくれる騎手になると期待しています。なかなかのイケメンなので、スター性もあるのではないでしょうか。
★丸山元気騎手をはじめ、新人騎手・騎手課程第25期卒業生への応援メールはschoolevent@jra.go.jpまで。メッセージは必ず本人に届きます。
★國分恭介騎手(栗東・五十嵐厩舎)が26日の調教中に落馬負傷し、今週の騎乗を自重することになりました。デビューがおそらく1週間遅れますが、開催日にすれば1日。焦らずに!