サマータイム
競馬学校では、毎年7月頃より人馬の暑熱対策として早朝実技を行っています。
今年は走路の改修工事の影響で6月半ばからスタートし、生徒たちは毎朝4時半に体重を計り、厩舎に入り、5時半には最初の訓練が始まります。
朝日が差す中、左奥の走路から集団で駈けてくる蹄の音が近づいてきます♪
騎手課程38期生(2年生)が今日は集団走を訓練しているようです。
教官から指示された速度を守りながら、4頭で併せながら走行しています。
その奥に見えるのは…
騎手課程39期生(1年生)が障害飛越の訓練をしています。
来月に迫った実技審査に向けて障害経路走行の訓練が始まりました!
騎手課程の訓練が一旦終わると、準備運動を終えた厩務員課程の生徒が走路に出て行きます。
厩務員課程は6カ月の履修期間で、前半3カ月を乗馬訓練、後半3カ月を走路訓練しています。
この4月生は、来月卒業を迎えるため、最後の仕上げに入っており、今日は単独騎乗、いわゆる単走訓練をしています。
一番奥の馬場ではもうひとつの厩務員課程7月生が乗馬訓練をしていました。
騎手課程の生徒は3鞍騎乗するため、馬達の整理運動(クーリングダウン)が終わると厩舎に戻り、次の馬達の準備に入ります。
騎手課程38期生(2年生)は来週から栗東・美浦トレーニング・センターに移動して約1年間の厩舎実習がスタートします。いよいよ騎手になるための実践訓練がスタートします。トレセンに行けば、現役の競走馬に騎乗して、自分のためではなく、競馬のための調教を行わなければなりません。
でも、彼らの心の中は不安よりは期待や楽しみで一杯です。
そう、夢のジョッキーへまた一歩近づくことができるから。
1年後、心も体も大きく成長して帰ってきてくれることを我々も楽しみに待っています。
頑張れ!未来のjockey達
by so