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離乳 ~その2~(生産)

 離乳の実施時期は、概ね生後5~6ヶ月齢というのが一般的になっていますが、牧場によっては早くて3ヶ月、場合によっては7、8ヶ月齢と遅い場合もあるようです。

 

離乳の実施時期を考慮するうえで、

「栄養面の離乳」と「精神面の離乳」の2つを念頭に置く必要があります。

 

「栄養面の離乳」

母馬がいなくなった場合に、それまで母乳から摂取していた栄養を固形飼料で代替することができるようになっていること、すなわち、1~1.5kgの飼料を食べることができるようになっているかどうか。

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「精神面の離乳」

放牧地で母馬と一定の距離があること、また、他の子馬との距離が近づいていること。

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3ヶ月齢を過ぎると、母子間距離が長くなり、子馬間距離が短くなる。

 

「栄養面」および「精神面」の両者が概ね達成される時期が、概ね生後3~4ヶ月ですので、

必然的に、これ以降が適切な離乳時期といえるのかもしれません。

 

つづく