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「馬に親しむ日」を開催しました(宮崎)

828日(日)、宮崎育成牧場では当場最大のお客様向け馬事イベント『馬に親しむ日』を開催しました。日差しが容赦なく降り注ぎ気温が30℃を超える猛暑のなか、イベント史上最高の入場人員となる4,100名超のお客様を前に、参加した人馬はこれまでの練習の成果をフルに発揮しました。

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毎年実施している流鏑馬(やぶさめ)実演は、人気の高い演目です。騎乗しているのは宮崎育成牧場の職員。

今年実施したイベントの最大の特徴は、宮崎育成牧場で行っている業務を来場された一般のお客様に紹介する時間を多く取った点です。同イベントでは、これまでも馬を見て、知っていただくだけでなく、一般の方になじみのない「装蹄」を来場者の目の前で実演し、競馬に対する興味喚起を目的に草競馬やポニー競馬の実施などを行ってきました。今年はこれらに加え、育成業務の一部を紹介する目的で、現在育成中のJRA育成馬(1歳)を来場された一般のお客様に披露しました。また、乗馬普及業務を紹介する目的で、障害物を来場者の目の前に置き飛越する姿をご覧頂き、レプリーズと呼ばれる6頭の乗馬が織り成す演技を披露しました。これらすべてが功を奏し、来場された多くのお客様から喜びの声をいただくことができたのだと思っています。

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来場者の目の前で障害物を飛越する育成牧場の職員。飛越する度に歓声があがり、大きな拍手が沸き起こりました。

昨年の同ブログでも紹介したとおり、宮崎育成牧場では『魅せる育成』に取り組んでいます。自分たちの行っている育成業務を一人でも多くの人に見て、触れていただくことで、馬や競馬に興味を持っていただきたいと考えています。昨年実施した一般のお客様向け育成馬展示会などを今秋実施する予定ですが、それに先駆けて育成馬紹介を『馬に親しむ日』の中で行いました。

紹介した育成馬は、同世代唯一の九州産馬ビューティサツキの10(牡、父:ジャイアントレッカー)です。同馬は地元宮崎県で生産された馬であることから、県内外からの来場者から注目が集まりました。当初は大勢の来場者がいる前で展示することに不安の声も多く聞かれましたが、連日の場所馴致の甲斐もあり、堂々とした立ち居振る舞いを披露。来場していた生産者の田上氏も、大きく成長した生産馬を見て目を細めていました。育成馬展示は来年の同イベントでも是非実施したいと思います。

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信頼できるパートナーに寄り添うビューティサツキの10(牡、父:ジャイアントレッカー)。多くの来場者にも全く動じませんでした。

話は変わりますが、去る85日に八戸市場の購買馬3頭(牡1頭、牝2頭)が入厩しました。在厩頭数は10頭となり、現在夜間放牧を行いながら騎乗馴致を実施しています。馴致は順調に進んでおり、現在はローラーと呼ばれる腹帯に慣れさせる道具を装着して運動しています。

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ラウンドペンでローラーを装着(し運動)するピアソラの10(牝、父:マンハッタンカフェ)。全身を大きく使って運動する姿には、大きな将来性を感じます。

今年宮崎で育成する全24頭のうち、残る14頭はサマーセールで購買した後912日に入厩する予定です。宮崎育成牧場では今年も『魅せる育成』を実行すべく、様々なイベントを計画・実行してまいります。牧場ならびに育成馬の見学についても随時受け付けます。ぜひご参加いただき、育成馬が日々成長する姿をご覧いただけたら幸いです。

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青々とした牧草を頬張る育成馬たち。左からエムケイミラクルの10(牡、父:ケイムホーム)、ビューティサツキの10(牡、父:ジャイアントレッカー)、ズーナクアの10(牡、父:ダイワメジャー)。