育成馬の近況(日高)
JRA育成馬の調教は、4月23日(火)にJRA中山競馬場で開催されるブリーズアップセールに向けて順調に調教メニューをこなしております。調教のベースとなる800m屋内トラックでは、引き続き2400m~3200m(F24~22秒)の調教を実施し、基礎体力を養成する目的で“リラックス”した状態での調教に主眼を置き、メンタル面を落ち着かせ、競馬に不可欠な隊列を整えた調教を心掛けています。
この800m屋内トラックでの調教をベースとしながら、週2回の坂路調教を実施し、1週間の調教の流れをパターン化させ、馬に調教コースによる“オン”と“オフ”の区別の理解を促すよう心掛けています。また、体力面および心肺機能も強化され、坂路調教では“On the bridle”での2本のステディキャンター(54秒/3F)を安定して走行できるようになってきたため、3月上旬から2本目は併走でのキャンターを実施しています。下の動画は3月7日に実施した初めての併走調教の動画になります。4月上旬にJBIS-Search上で皆様に配信を予定しております調教映像では、少し速めの併走調教(48秒/3F)の様子をお届けできると思います。
3月7日に実施した初めての併走調教の動画。1本目は3~4頭を1つのロットとした縦列でのストリング、2本目は併走でのステディキャンターを実施しました。