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2014JRAブリーズアップセールの台付け価格について(事務局)

4月29日(火・祝)に中山競馬場で開催します2014JRAブリーズアップセールの台付け価格を公表させていただきます。台付け価格表には、セール当日の騎乗者、4月25日(金)の馬体重、調教タイムにつきましても掲載しております。購買の参考にご活用ください。

     台付け価格表は下記の添付ファイルをご覧ください。

       ☆ 2014_reserve_price_table.pdfをダウンロード

2014JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月27日現在)

12 ホッカイショコラの12   (父 ディープスカイ)    右後肢フレグモーネのため

30 バブリングブライドの12 (父 タニノギムレット)    右第3中足骨々折のため

39 ニシノアリスの12     (父 チーフベアハート)  右前球節炎のため

49 タッキーナの12      (父 エンパイアメーカー) 右肩跛行のため

51 イットービコーの12    (父 エンパイアメーカー)  右肩跛行のため 

52 フィールドトラップの12  (父 ブラックタイド)         喘鳴症のため

57 テンノフェアリーの12   (父 ケイムホーム)        寛跛行のため

69 リブレットの12       (父 ケイムホーム)     右前深管骨瘤のため

80 ビューティコマンダの12 (父 アルデバラン)    右肩跛行のため

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

   http://jra.jp/training/bus.html

From 日高育成牧場 ⑧

 育成馬展示会を開催しました(日高)

 

4月に入り、日高地方にも春が訪れています。育成馬の冬毛は抜け、騎乗者の服装も防寒服から薄手のジャンパーにかわり、繁殖厩舎では産まれたばかりの当歳馬が元気に跳ねまわっています。1600mダートコースを覆っていた雪が解けるのも早かったため、今年の馬場開きは例年よりも少し早い3月31日となりました。北海道には最高のシーズンが訪れています。

育成馬展示会の概要について

日高育成牧場では4月14日(月)に育成馬展示会を開催しました。10時過ぎから57頭の比較展示を行い、その後1600m馬場にて43頭の騎乗供覧をご覧いただきました。当日は天候に恵まれたこともあり、馬主・調教師・生産者をはじめ210名のお客様が来場されました。

この展示会、以前は生産者の皆様にその成長ぶりを見ていただくという趣旨が強かったのですが、近年はBUセールでのご購買を検討していただいている馬主・調教師の皆様が多く来場されます。各馬の担当者は普段から展示や併走調教のしつけを行い、1人でも多くのお客様に足を止めてみていただけるよう、頑張ってきました。

Photo

比較展示では57頭の育成馬を5班に分けてじっくりご覧いただきました。

また、この展示会には軽種馬育成調教センター(BTC)が行っている育成調教技術者養成コース31期生21名も参加しました。彼らは育成馬を用いた初期馴致や実践騎乗研修を行い、育成馬とともに立派に成長してきた今後を担う若者たちです。21名全員が比較展示や騎乗供覧を通して立派に成長した姿を披露してくれました。今後、立派なホースマンとして飛躍することを期待しています。

Btc

BTC 31期研修生が行う比較展示の様子を見学する32期研修生たち。1年後の自分の姿を思い描く、良い機会になったのではないかと思います。

育成馬の紹介

さて、ブリーズアップセール(BUセール)が近付いてきましたので、注目の育成馬6頭の紹介をさせていただきます。

育成馬展示会の騎乗供覧1組目からはメモリーズオブユーの12(牡、父:アドマイヤジャパン、BUセール上場番号:20番)とニシノボナリーの12(牡、父:バゴ、BUセール上場番号:22番)をご紹介します。メモリーズオブユーの12は入厩した頃はやや華奢で幼いところをみせていましたが、乗り込むにつれて動きの良さが目立つようになり、春になって垢抜けてきた印象がある馬です。性格も前向きで、今回の騎乗供覧でも負けん気の強さを前面に出した走りを披露してくれました。ニシノボナリーの12は、普段は大変穏やかで扱いやすい馬で、BTC研修生を最も多く乗せた育成馬の 1頭です。しかし、併走で調教を行うと相手の馬に対して気の強さをみせ、スピード感溢れる走りをみせてくれます。今回の騎乗供覧では、持ったままでラスト2ハロンを13.3-12.3(2ハロン合計25.6秒)で馬体をしっかり併せて駈け抜けました。

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迫力のある併走調教を披露することができたメモリーズオブユーの12(外)とニシノボナリーの12(内)。

 

騎乗供覧2組目からはピサノアリュメールの12(牝、父:ハービンジャー、BUセール上場番号:31番)とゴールドデイの12(牝、父:マンハッタンカフェ、BUセール上場番号:35番)をご紹介します。ピサノアリュメールの12の2代母はマーメイドステークスなどを制したシャイニンレーサーです。入厩時にはやや小ぶりな印象だった同馬は、母系の良さからか春になって馬体の充実が目立つようになりました。今回の騎乗供覧では、しなやかで素軽い走りを披露してくれました。ゴールドデイの12は父 マンハッタンカフェから譲り受けた皮膚の薄さと伸びのある背中が目をひきます。今回の併走調教では一瞬で加速する瞬発力とストライドの大きい走法を見せてくれました。騎乗供覧では、抑えきれない手応えのなかラスト2ハロンを14.1-12.2(2ハロン合計26.3秒)の走破タイムで競うように駈け抜けていきました。

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ピサノアリュメールの12(内)とゴールドデイの12(外)の併走調教。

 

騎乗供覧3組目からはアドマイヤアイドルの12(牝、父:バゴ、BUセール上場番号:33番)とアラデヤの12(牝、父:タイキシャトル、BUセール上場番号:53番)をご紹介します。アドマイヤアイドルの12は父 バゴに似た皮膚の薄い好馬体の持ち主です。騎乗者の指示に従順で前向きな扱いやすい馬で、騎乗供覧では柔らかさとスピードを兼ね備えた軽快な走りを見せてくれました。アラデヤの12はニュージーランドトロフィーなど重賞2勝の活躍をしたマイネルスケルツィを兄に持ちます。本展示会でも前向きな気性と鋭く切れる走りを披露し、威風堂々と存在感を示していました。騎乗供覧では、ラスト2ハロンを13.1-12.4(2ハロン合計25.5秒)で駈け抜けました。

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アドマイヤアイドルの12(内)とアラデヤの12(外)の併走調教。

なお、当日の調教映像はこちらのアドレスでご覧いただけます。

 

今年のブリーズアップセールは4月29日(祝)に中山競馬場で開催されます。多くのご来場者の皆様に楽しんでいただけるよう、育成馬の調整に全力で取り組んでまいります。

2014JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月23日現在)

51 イットービコーの12    (父 エンパイアメーカー) 右肩跛行のため 

57 テンノフェアリーの12   (父 ケイムホーム)        寛跛行のため

69 リブレットの12       (父  ケイムホーム)    右前深管骨瘤のため

80 ビューティコマンダの12 (父 アルデバラン)    右肩跛行のため

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

   http://jra.jp/training/bus.html

2014JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

○欠場馬情報について(4月18日現在)

57 テンノフェアリーの12   (父 ケイムホーム)        寛跛行のため

80 ビューティコマンダの12 (父 アルデバラン)    右肩跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

   http://jra.jp/training/bus.html

育成馬を知ろう会 in 宮崎(宮崎)(宮崎育成牧場 ⑦)

 今回から人事異動に伴いまして宮崎育成牧場のブログを担当することとなりました。3月に日高から宮崎に転勤してまいりましたが、その気候の違いに驚いております。そろそろ雪解けを迎えている日高に対して、南国宮崎はすでに桜の開花が始まっており、お花見のピークも過ぎ去ろうとしています。このような気候に恵まれた宮崎育成牧場から育成馬22頭の近況や宮崎で開催されたイベントなどをお伝えしたいと思いますので、前任者同様よろしくお願いいたします。

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写真1.3月下旬に花見のピークを迎えた育成厩舎入口の桜。

育成馬の近況

 さて、宮崎育成牧場のJRA育成馬22頭の近況をお伝えいたします。宮崎育成牧場は、1000m屋内坂路などBTC調教施設を利用できる日高とは異なり、1600mのトラックダート馬場のみを使用しての調教となる点が大きく異なります。しかしながら、1600mもの広大な馬場を冬の凍結等考えずに自由に使用できるというのは、大きなメリットとも考えることができます。また、馬にとっては毎日同じ場所で同じ時間に調教が行われるということは、メンタル面を安定させるためには大きな利点となります。

 ウォーミングアップは1600m馬場の内馬場となる500mトラック馬場で、速歩を1周した後にハッキングを1周します。この内馬場でのウォーミングアップは、とにかくリラックスさせるよう心掛けています。また、1週間の調教の流れをパターン化することによって、馬が“オン”と“オフ”の切り替えを自らできるように取り組んでいます。休み明けの月曜日と強調教実施翌日の木曜日には、4~5頭単位の1列縦隊でハロン20~19秒のイーブンペースでの2400mのステディキャンターを実施し、火曜日と金曜日には4~5頭単位の2列縦隊でハロン18~17秒のイーブンペースでの2400mのステディキャンターを実施しています。これらのステディキャンターでの調教時には、場所に慣れている“オフ”の精神状態を利用し、群れを意識して馬群の中で落ち着くことと、1600m馬場の利点を生かした長距離を一定ペースで走行することによって持久力を向上させることを目的としています。

 一方、水曜日と土曜日に実施している強調教時には、1200mを2本走行させるインターバルトレーニングのスタイルを行うことによって、馬自らが“オン”の日であることを理解するように工夫しています。1本目は4~5頭単位の1列縦隊でハロン20~19秒でのステディキャンターを実施します。2本目は4頭単位の2列縦隊で5ハロンを77~75秒、つまりハロン16~15秒のイーブンペースでの強調教を実施しています。

動画.3月3週目の調教動画

育成馬を知ろう会

 ここからは、3月14日~15日に開催いたしました「育成馬を知ろう会」についてご紹介いたします。この企画は比較的馬主歴の浅いJRAの馬主の皆様に対して、「馬の見方」「セリにおけるレポジトリーの見方」などの講義、あるいは「調教師と交流」を趣旨にJRA馬事部生産育成対策室および当場が主催する形で実施いたしました。

初日はあいにく天候には恵まれませんでしたが、同じ種牡馬の産駒を比較して「馬の見方」に関する理解を深めるとともに、その知識を基にブリーズアップセール上場馬をご覧いただきました。夜には調教師との懇談会が開催されました。2日目は晴天に恵まれ、ブリーズアップセール上場馬の調教を間近でご覧いただきました。

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写真2.初日は同じ種牡馬の産駒を同時に比較して「馬の見方」の理解を深めていただきました。左:No51イットービコーの12(メス、父:エンパイアメーカー)、右:No10プラントオジジアンの12(メス、父:エンパイアメーカー)


 

 今回の「育成馬を知ろう会」を始めとする新規馬主の皆様に対する様々な企画が「セリ市場に参加したい」あるいは「競走馬を所有したい」という意欲を持っていただくきっかけになれば幸いです。ご多忙中にもかかわらず、今回参加していただきました皆様方には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

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写真3.2日目はBUセール上場馬の調教を間近でご覧いただきました。

育成馬展示会のお知らせ

 宮崎育成牧場では、ブリーズアップセールに先立ちまして、本年も4月7日(月)に「育成馬展示会」を開催いたします。なお、本年より10時開始となりますこと併せてお知らせいたします。以下に簡単な当日のスケジュールをお示しいたします。

10:10 ~ 比較展示(22頭を4班に分けて展示)

11:10 ~ 騎乗供覧(牡)

12:20 ~ 騎乗供覧(メス)

皆様方のご来場を心よりお待ちしております。

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写真4.昨年の展示会の調教供覧の様子。併走外は力強い走行を披露したファーストオーサー号(2013年2回新潟4日目1800芝未勝利戦優勝馬 父:アルデバラン 母:イナズマローレル)。

2014JRAブリーズアップセール関連情報(事務局)

欠場馬情報について(4月9日現在)

80 ビューティコマンダの12 (父 アルデバラン)    右肩跛行のため

 

JRA育成馬サイトのブリーズアップセールページにも掲載されております。

   http://jra.jp/training/bus.html