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活躍馬情報(事務局)


8月12日 日曜日の小倉5R(2歳新馬)で、

宮崎育成牧場で育成されたタムロドリーム号が1番人気に答え、

スタートから先頭を譲ることなく、堂々勝利しました! 

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8月12日 2回小倉競馬6日目 第5R  2歳新馬 芝 1,200m

タムロドリーム号(タムロウイングの16) 牝

【 厩舎:西園 正都 厩舎(栗東) 父:ジャスタウェイ 】

 

8月18日 土曜日の札幌1R(2歳未勝利)で、

日高育成牧場で生産・育成されたJRAホームブレッドである

イッツクール号がスタートから逃げ切り、初勝利を挙げました!

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8月18日 2回札幌競馬1日目 第1R  2歳未勝利 芝 1,200m

イッツクール号(タキオンメーカーの16) 牡

【 厩舎:武 英智 厩舎(栗東) 父:アルデバランⅡ 】

 

8月19日 日曜日の札幌3R(3歳未勝利)で、

日高育成牧場で育成されたスズカハイライト号が初勝利を挙げました!

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8月19日 2回札幌競馬2日目 第3R  3歳未勝利 ダート 1,700m

スズカハイライト号(サンダークラップの15) 牡

【 厩舎:谷 潔 厩舎(栗東) 父:アドマイヤオーラ 】

 

8月26日 日曜日の新潟1R(2歳未勝利)で、

宮崎育成牧場で育成されたキチロクタービン号が好位追走から

最後の直線で粘りの走りをみせ、初勝利を挙げました!

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8月26日 2回新潟競馬10日目 第1R  2歳未勝利 ダート 1,200m

キチロクタービン号(ガルネリの16) 牡

【 厩舎:清水 英克 厩舎(美浦) 父:ロージズインメイ 】

育成馬ブログ(宮崎①)

○1歳セリとJRA育成馬の入厩(宮崎)

 

●九州市場

 本年度の1歳セリは6月26日(火)に開催された九州市場からスタート

しました。九州市場では20頭が上場され、11頭が落札されました

(売却率:55%)。

 九州市場では本年から鹿児島大学獣医学部の協力により、レポジトリー

として16頭のレントゲン画像が公開され、来場した購買者からも好評でした。

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九州市場において購買した本年度のJRA育成馬第1号となった

プラチナアリュールの17(牝 父:フリオーソ)  

 

●八戸市場

  7月3日(火)に開催された八戸市場は、上場馬36頭のうち28頭が落札

 され、売却率は77.8%となりました。これは昨年(77.5%)の最高

 記録を更に塗り替える結果となりました。

●セレクトセール

  今や「日本一のセリ」にとどまらず、世界からも注目されるセリとなった

 「JRHAセレクトセール:1歳セリ」が7月9日(月)に

 「ノーザンホースパーク」で開催され、上場馬233頭のうち211頭が

 売却されました(売却率は90.6%)。新聞等による既報のとおり、

 売却総額および売却率ともに過去最高という結果となりました。

●セレクションセール

  7月セリの締めは、7月17日(火)に北海道静内町で開催された

 「HBAセレクションセール」でした。本年は193頭が上場され、

 149頭が売却されました(売却率は77.2%)。活発な競り合いが

 繰り広げられたセレクションセールでしたが、売却総額および売却率ともに

 過去最高を記録した昨年を下回る結果となりました。

  この要因としては、今年度は8月に選抜市場となる「サマープレミアム

 セール」が新設され、事実上、選抜市場が拡大分散されたことが挙げられて

 おり、「サマープレミアムセール」での巻き返しが期待されます。なお、JRAは

 九州市場において牝馬1頭、八戸市場において4頭(牡1頭、牝3頭)、

 セレクトセール(1歳)において3頭(牡1頭、牝2頭)、

 そしてセレクションセールにおいて11頭(牡7頭、牝4頭)を

 それぞれ購買しています。

 

●JRA育成馬の宮崎育成牧場への入厩

 7月22日には宮崎育成牧場に八戸市場で購買した4頭およびセレクション

セールで購買した2頭の合計6頭のJRA育成馬が入厩いたしました。

 

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北海道から宮崎到着した

ネオヴェリーフィズの17(牡 父:ショウナンカンプ)

  

 

 到着後は発熱馬も認めず、先に入厩していた九州産馬とともに全頭放牧する

ことができました。9月以降の「騎乗馴致」が始まるまでの間、成長を待ち

ながら、夜間放牧で管理したいと考えています。

 

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到着後に放牧地を疾走する牝の育成馬の群れ

育成馬ブログ(日高①)

○第46回 生産地における軽種馬の疾病に関するシンポジウム

 

 7月19日、本年のセレクトセール・セレクションセールで購買した1歳馬

たちが日高育成牧場に入厩しました。これから来年4月のブリーズアップセール

に向けた長い道のりが始まるわけですが、まずは無事に入厩できたことに

ほっとしております。

 

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左「グレイスフルアートの17」(牡 父:エピファネイア)

右「ラフォルトゥナの17」(牡 父:エスケンデレヤ) 

 

 さて、今回の育成馬ブログでは、7月12日に新ひだか町内の静内エクリプス

ホテルで行われた「第46回生産地における軽種馬の疾病に関するシンポジウム」

についてお伝えします。これは、生産地で見られるさまざまな疾病や感染症など、

軽種馬の保健衛生に関する問題とその対応策の検討を目的としており、

生産地の獣医師、生産育成関係者、外部学識経験者および本会職員による

講演が行われるものです。

 

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会場は満席の大盛況

 

 本年度は、【スポーツ科学の実践への応用―ラボから現場へー】という

テーマで、調教師、育成牧場の獣医師、そして馬の運動セイリ学者がそれぞれの

視点から競走・育成調教の現場に対するスポーツ科学の応用に関する

演題5題を発表しました。

 参加者は204人と例年を上回り、スポーツ科学に対する育成現場の関心の

高さを伺わせました。

  

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瀬瀬獣医師(エクワインレーシング)

 

 むかわ町にある育成牧場エクワインレーシングの瀬瀬獣医師は、調教中の

心拍数や乳酸値を測定することで、調教が心肺機能や筋力強化にどのような

効果があるか検証されており、それらの数値をもとに調教メニューを組み立て

ているとのことでした。また、当場の胡田獣医師は、過去10年分のV200の

データ(詳細はこちら)を比較することで、坂路馬場の管理方法の変化が調教

負荷に及ぼす影響や、坂路調教の有用性について検討した内容を発表しました。

 本シンポジウムを通して、世界で戦うことができる強い馬を作るためには、

これまでの経験や勘に加えて、人のアスリート同様にスポーツ科学を日々の

調教に導入することが常識的になりつつあることを感じました。

 この分野の研究がさらに発展し、その成果が広く現場にフィードバック

されるとよいですね。

 

※講演の抄録はこちら

活躍馬情報(事務局)

8月5日 日曜日の札幌5R(2歳新馬)で、

宮崎育成牧場で育成されたモンテアーサー号が、最後の直線で鋭い伸びを見せ

うれしい初勝利を挙げました。本年売却した育成馬で2勝目になります。

 

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8月5日 1回札幌競馬4日目 第5R  2歳新馬 芝 1,800m

モンテアーサー号(ラストワルツの16) 牡

【 厩舎:松田 国英 厩舎(栗東) 父:シンボリクリスエス 】

 

今後のさらなる活躍を期待しております。