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活躍馬情報(事務局)

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9月24日(土)中山競馬9R カンナステークス(2歳OP)において、

宮崎育成牧場で育成されたウメムスビ号が2勝目を挙げましたsign01

 

また、同日 中京競馬6R 3歳以上1勝クラスにおいて、

日高育成牧場で育成されたプリモスペランツァ号が2勝目を挙げましたsign01

 

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9月24日(土)中山競馬9R カンナステークス(2歳OP) 芝1,200m

ウメムスビ号(ヴィオレッタ2020)牡 父:ファインニードル

厩舎:新谷功一(栗東)

馬主:細川陽介 氏  生産者:奥山牧場

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9月24日(土)中京競馬6R 3歳以上1勝クラス ダート1,900m

プリモスペランツァ号(カーナヴァル2019)牡 父:エスケンデレヤ

厩舎:中竹和也(栗東)

馬主:伊藤篤 氏  生産者:オリエント牧場

 

今後のさらなる活躍を期待しております。

22-23育成馬ブログ(生産①)

〇JRA日高サマーキャンプを開催

 本年生まれた8頭の当歳馬たちも離乳の時期となり、競走馬となるための一歩を踏み出しています。JRA日高育成牧場では、競走馬になる馬たちの生産や育成を行うだけでなく、競馬産業で働く人材の確保や育成にも取り組んでいます。その一環として、馬の獣医師に興味を持った獣医学生を対象とした「JRA日高サマーキャンプ」という研修を実施しています。今回はその内容についてご紹介していきたいと思います。

●幅広く獣医学生を募集

 JRA日高サマーキャンプは、全国の獣医学科のある大学に所属する4~5年生の獣医学生を対象とした研修になります。これまで多くの学生を受け入れてきましたが、2020年と2021年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止していたため、3年振りの開催となりました。例年は8月下旬に約1週間の期間で開催しており、本年は8月22日~26日までの前期と8月29日~9月2日までの後期の2回実施しています。各回6名の参加者は、新型コロナウイルス感染症の影響で授業がオンライン開催になったり、実習が中止になってしまったりしたこともあり、生きた動物と触れ合える貴重な実習に対して非常に生き生きと取り組んでいる姿が印象的でした。
 参加者の募集は、現在はVPcampを通じて行われます。VPcampとはVeterinary Public health campの略で、獣医学生を対象とする家畜衛生・公衆衛生獣医師インターンシッププログラムのことです。このプログラムは、行政分野で活躍する公務員獣医師を育成することを目的に実施されています。実習受入先は、各都道府県の家畜保健衛生所や公的な研究施設などが対象となりますので、特殊法人であるJRAもそのひとつとして協力させていただいています。以前はJRAのホームページを通じて参加者の募集を行っていたので、元々馬に興味のある獣医学生しか閲覧しないという制約がありましたが、VPcampを活用することで全国の獣医学生に情報提供できることは大きなメリットだと考えられます。

●「見学型研修」から「参加型研修」へ

 研修は初日のオリエンテーションの後、馬の取扱い実習から始まります。参加者の中には大学の馬術部に所属する獣医学生もいますが、初めて馬に触れるという人もいます。そのような人たちにとっては実際に馬に触れるだけでも大きな経験になると思われます。その後、馬の手入れや馬房掃除、さらには乗馬体験を通して馬に多く触れてもらいます(写真1~3)。このような体験を通じて、これまで縁遠いかった馬を身近に感じて貰えたと思われます。

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写真1 親子の集牧を体験する獣医学生

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写真2 当歳馬の手入れを体験する獣医学生

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写真3 乗馬体験をする獣医学生

 それとは別に、馬を使った臨床実習を多く取り入れています。聴診や触診といった基礎的な臨床実習から始まり、直腸検査や心臓のエコー検査など大学ではなかなか経験できない実習も多く行っています(写真4~6)。近年の獣医学生は臨床実習に参加するにあたり、獣医学共用試験(VetCBTとVetOSCE)に合格する必要があります。今回参加した獣医学生は全員この獣医学共用試験に合格しており、積極的に臨床実習に参加してもらいました。このように、これまでは研修先の獣医師が行っている臨床の見学や講義などが主体であった研修(見学型研修)が、近年では積極的に体験してもらう参加型研修へと様変わりしてきています。JRA日高育成牧場としても、関係機関と積極的に連携をしながら、「参加型研修」を充実させていきたいと考えています。

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写真4 直腸検査を体験する獣医学生

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写真5 心臓のエコー検査を体験する獣医学生

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写真6 採血を実施する獣医学生

●今後の研修のご案内

 JRA日高育成牧場では、今後も研修を開催していく予定です。まず、生産牧場で働く従業員の方を対象にした、「実践研修プログラム」を開催いたします。この研修の特色は参加者が実習内容や日程を決められることにあります。こちらが指定した複数の講義・実習内容の中から、数個を選んでいただき、参加者の方が本当に学びたい内容のみを受講することができます。希望した日時に必ず受講できるとは限らないことがデメリットですが、受け入れ期間を10月~11月の2か月間設定していますので、ぜひとも参加していただければと思います。詳細は下記リンクでご確認ください。

2022実践研修プログラム・秋季ご案内
https://jbba.jp/news/2022/pdf/jissenkenshu2022_2.pdf

 また、来年の初春には獣医学生を対象とした「JRA日高スプリングキャンプ」を開催します。こちらの研修は「JRA日高サマーキャンプ」のような基礎的な臨床実習に加え、繁殖シーズンの開催という特性を活かして、分娩見学や繁殖牝馬の管理に特化した研修となります。こちらの募集は本年の11月以降に開始しますので、詳細はJRA日高育成牧場のホームページやVPcampのホームページでご確認ください。

日高育成牧場 JRA

家畜衛生・公衆衛生獣医師インターンシップ (vetintern.jp)

活躍馬情報(事務局)

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9月17日(土)中山競馬2R 2歳未勝利において、

日高育成牧場で育成されたモンドプリューム号が勝利しましたsign01

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9月17日(土)中山競馬2R 2歳未勝利 ダート1,800m

モンドプリューム号(エリモフェザー2020)牡 父:サトノダイヤモンド

厩舎:水野貴広(美浦)

馬主:落合幸弘 氏  生産者:岡田スタッド

 

今後のさらなる活躍を期待しております。

22-23育成馬ブログ(宮崎①)

〇ジョッキーベイビーズ九州予選開催!
 

 夏真っ盛りの8月11日、山の日に、全国ポニー競馬選手権「第12回ジョッキーベイビーズ」九州地区代表決定戦が、宮崎育成牧場で開催されました。ジョッキーベイビーズは、小学4年生から中学1年生までを対象としたポニーによる競走で、全国7か所の地区代表決定戦・選考会を勝ち抜いた8名が、東京競馬場の芝コース直線400mで行われる決勝大会に出場します。過去の出場者からは多くのジョッキーを輩出しており、ジョッキーを目指して乗馬に励む子供たちにとっては、まさに夢の舞台といえる大会です。本年の九州地区代表決定戦には、九州各地から6名の乗馬キッズが愛馬とともに参加してくれました。コロナ禍のため、関係者のみの観覧ではありましたが、仲間の熱い声援のもと、日頃の練習の成果を発揮して白熱したレースを繰り広げてくれました。当日は、関西テレビ『競馬BEAT』の小倉競馬中継を担当するテレビ西日本の佐藤有里香アナにレース実況していただき、本物の競馬中継さながらの臨場感で盛り上がりました。
予選レースを勝ち上がった上位4名で行われた決勝レースで優勝を勝ち取ったのは、今回が初出場となる小学4年の下平新くんでした。初出場とは思えない落ち着いた手綱さばきで、見事に東京競馬場へのチケットを勝ち取りました。決勝大会での活躍を期待しています!

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第12回ジョッキーベイビーズ九州地区代表決定戦出場者

Jb 熱戦のゴール前!

〇ウインズ宮崎・公園地区リニューアル工事中です!
 

 宮崎育成牧場では、場外馬券発売所「ウインズ宮崎」のリニューアルならびに公園地区の整備工事の真っ最中です。これに伴い、通常は年間を通して開放している公園地区も閉鎖しています(2023年4月中旬まで)。近隣にお住いの地元の方々を中心に、小さなお子さんからご年配の方まで、いつもたくさんの人で賑わっていた公園ですので、一時的とは言え、遊具が撤去され更地になった状態を見ると少し物悲しい気持ちになります。また、馬車の運行や乗馬体験などの、馬と触れ合う機会を皆さんに提供できないことにも寂しさを感じてしまいますが、来春には広さも遊具もグレードアップした素敵な公園に生まれ変わって皆さんをお迎えできる予定です。ウインズ宮崎についても、お客様エリアを拡充し、より快適な空間で競馬を楽しんでいただける施設となります。来年春には、リニューアルした宮崎育成牧場で皆様をお待ちしておりますので、ぜひ足をお運びください!

Photo_2 リニューアル後のウインズ宮崎と公園地区完成予想図

〇本年の育成馬たち
 

 育成馬日誌と言いながら、馬の話が少なくて申し訳ありませんが、本年の宮崎育成馬の現状についても少し紹介させていただきます。8月末現在、宮崎育成牧場には7頭(牡2頭、牝5頭)の1歳馬が在厩しています。九州1歳市場で購買したプリンセスゴールド2021(牝、父ケイムホーム)はヨカヨカでお馴染みの本田牧場さんの生産馬、八戸市場からはハーツクライの後継として期待の新種牡馬シュヴァルグラン産駒ローマンクィーン2021(牝)や宮城県産馬であるオーバーザレインボ2021(牝、父バゴ)など、今年も個性豊かな顔ぶれが揃いました。現在は、放牧地で仲間と走り回ったり草を食べたりしてのんびり過ごす傍ら、育成調教の第一段階である初期馴致に向けて馬房内での訓練を開始しています。まもなくセレクションセールおよびサマーセールで購買した馬たちが入厩すると、いよいよ本格的な育成業務のスタートとなりますので、職員一同、気合をいれて取り組んでいきたいと思います!

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放牧地を駈け回る育成馬

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9月3日(土)新潟競馬2R 2歳未勝利において、

日高育成牧場で育成されたノーブルミステリー号が、勝利しましたsign01

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9月3日(土)新潟競馬2R 2歳未勝利 ダート1,800m

ノーブルミステリー号(マウンテンミステリー2020)牝 父:ディーマジェスティ

厩舎:菊川正達(美浦)

馬主:吉木伸彦 氏  生産者:金成吉田牧場