馬も歩活(あるかつ)?WM建設中!
こんにちは、分子生物研究室の上林です。
梅雨明けも目前、夏本番の到来が近づいてきましたね。
栃木もかなり気温と湿度が上昇傾向にあり、ムシムシする日々が増えてきました。
さて、現在競走馬総合研究所ではある施設を建設中です。その写真がこちら。
これは、基礎となる土台部分の写真ではありますが、何ができるかわかりますか?
ヒント、というか答えをタイトルに書いているのですが、これの完成品がこちらです。
どん!!
わかりますか?
実はこれ馬用のウォーキングマシーン(WM)なんです。
実際に中に馬が入っている様子がこちら
人のランニングマシンとは違い、床が動くわけではありません(馬にもトレッドミルはあります)。
上の写真のテントのように見える部分の真ん中に軸(ローター)があり、そこを中心として、さながらメリーゴーランドのように機械が回転します。
中は6~8個の仕切りで区切られており、同時に複数頭の馬を歩かせることができます。
当然、人が馬を持つ必要はありません。
人が馬を曳く必要なく、同時に複数頭の馬を同じペースで運動させられるという点で、人にとっても非常にありがたい設備です。
総研では研究用の馬の日々の運動として、毎日1時間ほどこのWMに入れて歩かせています。
機械の速度は調節可能ですが、概ね100 m/分のペースです。人だと結構早歩きのペースですね。
総研では既に1台が稼働していますが、現在建設中の1台は9月を目途に竣工予定です。
人間にとって歩活(あるかつ)には少し厳しい季節になってきましたが、馬たちは今日も元気に歩いています。
「見てないであんたも歩きなさい!」とでも言いたげな顔ですね。笑
追伸:本記事を書いて少し経ちましたが、だいぶ組み立てが進みました。竣工が待ち遠しいですね。