JRA総研サマースクールが開催されました
企画調整室の福田です。
今年は9月になってもひどい暑さが続いています。心なしか紫外線も例年より強い気がして、外仕事をこなすのに対策を蔑ろにしていた私はどこに目があるのかわからないくらいに真っ黒な顔に焼けました。
そんな中、6月1日に当ブログ(リンク)でも紹介した「JRA総研サマースクール」が8月末に開催され、当研究所に全国から獣医系大学生達(12人/コース×2コース)が集まって馬に特化した「感染症コース」や「臨床コース」を受講しました。
このプログラムは、学生に社会の一端を経験してもらい、広い視野で将来を考えてもらおうと開かれている「家畜衛生・公衆衛生獣医師インターンシップ(VPcamp)事業」の一環であります。ここでは、大学で経験できないような実習を受けられる貴重な場を提供しています。
上記2コースを用意しましたが、どちらでも馬の扱い方、検温、聴診、触診などの一般実習を受けていただき、さらに選ぶコースによって感染症診断のような実験室レベルの内容に重きを置くか、内視鏡や超音波検査といった診断実習に重きを置くかが区別されました。普段は経験しない診断・医療業務の実体験は、学生さん達には大変有意義かつ興味深いものだったようで、猛暑の中でも時間を忘れて夢中で取り組んでいました。さらに、希望者(結果的には全員参加)には、実習後に乗馬体験の機会も与えられました。
将来、この中から何人かでも馬獣医師が誕生することを期待しています。
体験乗馬。これができるのは、JRAならではです。