離乳 ~その4~(生産)
本年、日高育成牧場で実施した離乳方法は以下のとおりです。
【1週目】7組の母子のうち、2頭の離乳を実施。
【1週目】穏やかな性格の牝馬(本年出産なし)をコンパニオンとして導入。
【2週目】3頭の離乳を実施
【3週目】残り2頭の離乳を実施
【離乳後】
この方法の利点は、
同じ群の多くの馬が落ち着いていることです。
離乳直後は、放牧地を走り回りますが、
周りの大多数の馬が落ちついているため、われに帰って、群の中に溶け込みます。
離乳後、数時間の監視をしていますが、大きな事故につながるような行動はありませんでした。
どのような方法を実施しても、母馬がいなくなった子馬のストレスは回避できません。
しかし、このような段階的な離乳により、可能な限りストレスを緩和することができると思います。
コンパニオンとして導入した繁殖牝馬を中心に落ち着いた様子をみせる当歳
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