育成馬ブログ 生産編②
JRA日高育成牧場 実践研修プログラム
JRA日高育成牧場では、JBBAが実施する「軽種馬経営高度化指導研修事業」の一環として、日高育成牧場で研修を引き受ける「実践研修プログラム」への協力を開始しました。
これは、民間の牧場関係者の皆様を対象とした研修会ですが、これまで実施してきた講習会とは以下の点で異なります。
・講義・実技・ディスカッションの3部構成で、講義だけの講習会と比較して、より充実した内容を学ぶことができる。
・参加者が研修内容をカスタマイズできる。たとえば「繁殖牝馬の削蹄方法を学びたい」「馬体の見方が分からない」などの要望を元にプログラムを組み立てている。
・少人数（4～6名）での参加が原則であるため、講師と参加者の双方向のディスカッションが可能となる。
講義・実技・ディスカッションの3部構成
これまで、3組14名の方にご参加いただき、当場繋養馬を利用した馬体の見方、BCSの採点方法、トリミング、削蹄などの実技や、子馬の疾患、DODなどの講義、そして飼養管理方法に関するディスカッションを行い、生産育成技術に関する理解を深めていただきました。
参加者同士が気心の知れた少人数グループであるため、ディスカッションのみならず、講義や実技の実施中でも、多くの質問やご意見をいただき、講師と受講者の双方向の有意義なコミュニケーションを図ることができました。
このため、われわれ日高育成牧場の職員にとっても、今後の技術開発や調査研究を実施するうえで参考となりました。
当場においては、今後も多くの方のニーズを取り入れた、内容の濃い普及活動を実施していきたいと思います。
繁殖牝馬の削蹄の実技
馬体検査の実技
実践研修プログラム 参加者の声
- 少人数で、質問など気軽に聞く事ができた。
- 研修内容を選べてとても勉強になりました。
- 自分の牧場とは違う環境で研修できるのは大きい。
- 実馬を使った研修に参加できたのは、ありがたかった。
- 日ごろの問題点を聞いて解決できた。
- 今後もこのような研修があれば参加したいと思います。
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