バーリ大学と共同研究始めます。
運動科学研究室の大村です。
今年からイタリアのバーリ大学とより良い馬の輸送方法について共同で研究することになりました。総研での輸送に関する研究は25年前にも行われています。この25年間で研究手法もかなり向上しており、新たなアプローチで取り組んでいけるのではないかと考えています。今回、この研究打ち合せのためバーリ大学に行ってきました。
バーリ大学はイタリア南部、地中海に突き出た位置にあります。このため、その動物病院には馬や犬、猫だけでなく、ウミガメがやってきていました。ここに持ち込まれるほとんどのウミガメは、トロール網や釣り針によって傷を負った状態でした。胃から巨大なプラスチックを摘出することもあるそうで、海洋汚染を身近に感じるとのことでした。過去4年間で、900匹以上のウミガメが入院し、92%が海に返されているそうです。お土地柄、動物診療の特色を感じることができました。