馬感染症研究会
分子生物研究室の坂内です。
10月23日~25日の3日間、総研では馬感染症研究会が開催されました。
23日、24日は技術部会として、全国の家畜保健衛生所と動物検疫所の職員を対象に、馬の感染症について講義・実習を行いました。
25日の研究部会では、本会職員のほか、動物衛生研究部門、動物検疫所等から多くの参加者が集い、馬やその他の家畜感染症に関する研究成果が発表されました。
特別講演では、東京慈恵会医科大学の嘉糠洋陸教授から、「病原体媒介蚊のバイオロジー」をテーマにご講演いただきました。
スライドで度々登場したのが、実験のため研究者自身が差し出した腕に蚊が群がる様で、これは見ているだけで体がむず痒くなる代物です・・・。
(写真を載せると苦情が来そうなので控えます)
講演のメッセージは、「病気を制御するためにはまず敵を知ること」。
蚊の生態を明らかにすることで、病気を制御するための戦略を立てよういうことですが、蚊の研究者は敵を知るために時として自らの身を差し出すのだなあと驚嘆した次第です。