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2022年7月 1日 (金)

サーベイランス器材の発送

分子生物研究室の坂内です。
6月に入り、梅雨どころか真夏に近い気温が続く栃木県ですが、
この時期に当研究室で行われる行事の一つが、伝貧サーベイランスの器材発送です。

このサーベイランスは、以前にもブログ記事(2021年1月)でご紹介したことがありますが、
馬伝染性貧血ウイルスが国内に無いことを確認するために毎年行っているものです。
これから秋にかけ地方競馬場やJRA内部の施設でランダムに血清を採取してもらい、
年末に約1000検体を試験することになります。

今回総研から各施設へ送る器材のセットは、
血清用クライオチューブ、検体番号ラベル、二次容器の耐圧パウチ袋、吸収剤、衝撃緩衝材、
検体送付マニュアル、依頼文書で、これらを三次容器の段ボール箱に入れます(写真1)。

1(写真1)送付する器材一式


臨床検体は健康な動物の物であっても適切に梱包して輸送する必要がありますが、
現在では写真のような検体輸送専用の梱包キットが市販されており、重宝しています(写真2)。

2(写真2)輸送専用の梱包キット


検査の手技やデータが大事なのはもちろんですが、
その前段階の検体のやり取りから適切な方法を採ることで、信頼性のある報告ができることになります。
猛暑の中、検査を行う遠い冬に想いを馳せ、無事に検体が集まることを願っています。