« 2024年12月9日 | メイン | 2024年12月21日 »

2024年12月17日

2024年12月17日 (火)

合格しました!!

微生物研究室の越智です。

 各地で入学試験が始まる時期になりましたが,私も受験しました。その名も「技能試験」です。
 私の研究テーマである馬ピロプラズマという原虫の感染症(馬ピロプラズマ症)の検査法の一つに血液塗抹標本の顕微鏡検査があります。
 スライドガラスに薄く伸ばした血液を染色し,それを顕微鏡下で観察し,赤血球中にいる原虫を探すという単純な試験です。顕微鏡があればできる試験なので,世界各地で使用されていますが,その単純さ故に検査結果が検査者の検査能力によって左右されるという欠点があります。

 そこで,私が馬ピロプラズマ症の顕微鏡検査を行うに足る検査能力を持っているかを証明するため,WOAHリファレンスラボラトリーの技能試験を受験しました。
ちなみに,私は日本獣医病理学専門家協会の認定医です。

 もし不合格だったら・・・という一抹の不安もありましたが,無事に合格しました。

3リファレンスラボラトリーから送付されたスライドガラス

4技能試験の認定書(手前)

馬感染症研究会が開催されました

微生物研究室の越智です。


 やっと猛暑も終わったかと思えば,秋を感じることもなく冬になってしまいました。少しでも秋を感じたく,今回は総研の秋の代名詞である感染症研究会の開催について報告します。

 競走馬総合研究所では,毎年10月頃に「馬感染症研究会」が開催されます。この研究会では,馬の感染症の現状,防疫(予防対策のこと)や診断などに関する意見交換を行うとともに,馬の感染症に関する講義や実習が行われます。
 今年の研究会は,全国16都道府県の家畜保健衛生所(家保)や農林水産省動物検疫所から検査を担当する獣医師20名が参加し,3日間にわたって開催されました。
 会期中には馬の保定法や個体識別法,検査材料の採取法や各種感染症の講義に加えて,農研機構動物衛生研究部門 楠本正博 部門長による特別講演も行われ,非常に密度の高い研修会となりました。

 興味を持たれた家保の先生方,来年お会いすることを楽しみにしています!

1開会に際して挨拶をする菊田 JRA馬事担当理事

2_2検体採取法の実習風景